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本会について 埼玉県社会福祉協議会についてご案内

地域の福祉活動(社会貢献や地域の活動等)

 地域福祉を推進するため、社協は様々な住民参加による小地域活動やボランティア活動を応援しています。

 県社協では、地域の中での要援護者の見守りや、サロン活動等に活用いただく2つの小冊子を作成しました。

 それぞれ活動のポイントを整理して紹介しています。無償で配布をしていますので、地域の福祉活動に、ぜひお役立てください。

     

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左)サロン運営のポイントや活動事例を掲載(全10頁)
右)地域の見守り活動等を行う福祉委員の機能を紹介(全11頁)

このページに関するお問い合わせは

埼玉県社会福祉協議会 地域福祉部 地域連携課

TEL:048-822-1248 FAX:048-822-3078

 ボランティア活動は、自分の興味や関心で、自らすすんで、身近な問題に取り組む活動です。また自分の時間や生活にあわせて参加できる活動です。
 NPOは、一般的に各種のボランティア団体や市民活動団体を意味しますが、「特定非営利活動促進法」によって国、又は都道府県に認証をうけた「特定非営利活動法人」をNPO法人と称しています。

 本会ではボランティア・市民活動センターのホームページで、くわしくお知らせしています。
 
 また、ボランティアをしてみたいけど、ちょっと不安・・・と思われている方は、同ホームページで体験プログラムもご紹介しています。

 年度のボランティア体験プログラムの様子(もっと知りたい方はこちらtaipuro-hatoyama.jpgのサムネール画像 配食サービスを体験 「はい、どうぞ」(鳩山町社協)

 
taipuro-kuki.jpg 子育てサークルで保育のお手伝い(久喜市社協)
taipuro-misato.jpg 障がい者とペアを組み「スマッシュ!」(三郷市社協)taipuro-miyosi.jpg チクチク雑巾を縫って保育園に届けます(三芳町社協)taipuro-wako.jpg わかめ養殖に使う袋に応援メッセージを(和光市社協)

体験をしてみて、ボランティア活動に興味をもっていただけたら、地域の活動に参加してみませんか。次に、様々な活動を紹介します。

★地域における住民の福祉活動やボランティア活動の紹介

⑰319チームで地域の一人暮らし高齢者を見守り!(ふじみ野市)

⑯住民の自主的な活動を応援し、身近な存在を目指します(さいたま市)

⑮心地良い時間が流れるレストラン 青いそら(三郷市)

⑭買い物難民の生活を支える地域のチカラ(日高市) ⑬あたたかい雰囲気の中ではたらくこと、役割を感じること(本庄市)⑫「はなしを聞いてくれてありがとう」(上尾市) ⑪支え合い、助け合い、いつまでも安心して暮らせる地域へ(飯能市)⑩情報共有がより大きな財産に⑨地域と施設の懸け橋に(春日部市)

⑧お散歩しながら健康づくりと防災点検!(所沢市)

⑦多様な活動が生む会話と交流(狭山市)

⑥コミュニティーレストランが進める地域とのつながりづくり(鶴ヶ島市)

⑤地域の憩いの場!自然体で受け入れます!(富士見市)

④人と人とのつながりを大切に(寄居町)

③子育て家庭と地域社会をつなぐ(狭山市)

②日常の小さな変化を素早くキャッチ(上尾市)

①市内50か所で認知症を学びあう(秩父市)

⑰319のチームで地域の一人暮らし高齢者を見守り!

―見守り活動の継続・発展は信頼関係づくりから― 

ふじみ野市社会福祉協議会 上福岡支所(ふじみ野市)

ふじみ野市社会福祉協議会(以下「社協」)上福岡支所では、住民が地域で相互に支え合い生活していけるよう、様々な形での見守り活動を展開しています。

上福岡支所では、日常的に目配りが必要な高齢者に対しチームで見守り活動を行っています。319ある見守りチームは、町内会や自治会、民生委員をはじめ地域住民約800人の協力者で組織されています。上福岡支所で行われる会議への各チームリーダー(支部長)の出席率は100%で、連携の強さが特徴です。

 「気軽に上福岡支所の事務局に来所していただき情報を共有したり相談したりしているうちに、お互いの役割が見えてきます」と話すのは上福岡支所地域福祉係長の白石玲子さん。はじめのうちは活動に消極的だった方も、実際に関わることで見守り対象者の体調変化にいち早く気づけるようになり、自分たちの取り組みに誇りと自信を持つようになっていくといいます。

 「見守り活動はチームや活動員などしくみがあるだけではできません。住民としっかりと向き合える社協本体の事務局が大切です」と話すのは、ふじみ野市社協事務局長の小林庄次郎さん。

 すべての職員が見守り活動に対して同じ思いで、それぞれの責務をきちんと果たし取り組むことで、協力者との信頼度が高まり、軸の揺るがない活動へとつながっています。

見守り活動の内容
 ・見守りチームの設置
 ・老人新聞「福寿草」の発行
 ・一人暮らし老人の会の組織化
 ・ふれあいいきいきサロンの設置
 ・緊急連絡先カードの配布
 ・一人ぐらし老人台帳の作成

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社協内での話し合いは熱気があふれています。 日常的に支部長が社協の事務局を訪れ、地域の課題や活動の状況を話していきます。

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⑯住民の自主的な活動を応援し、身近な存在を目指します

浦和区中部圏域 地域包括支援センター サンビュー埼玉 -さいたま市ー

浦和区中部圏域地域包括支援センターサンビュー埼玉(以下「サンビュー埼玉」)では、介護者のつどいや自治会館を利用した体操教室など地域住民の自主的な活動に協力しています。今回は、その中から「花陽体操クラブ」を紹介します。

「体が軽くなった。転倒しにくくなった」と参加メンバー。本日は荒川ころばん体操(※)とボールを使った体操。「あっ!おっとっと」みんなで笑いながら毎週体操をします。

「花陽体操クラブ」の発足は、特定高齢者向け教室卒業生の「今後も体操を続けていきたい」との声を、サンビュー埼玉保健師鈴木まりさんが聞いたのがきっかけ。「同じ町内に住んでいるのにお互いに知らなかった人たちの顔合わせから始めました。会則や連絡網などのルールづくりをし、今ではこのクラブの運営をメンバーだけで自主的に行えています」と鈴木さん。メンバーの土岐さんは「体操ができるのはもちろんだけれど、活動を通して同じ地域の住民同士が知り合いになれたのがよかった」と話してくれました。

鈴木さんは、現在月に2回ほど活動場所を訪問し、一緒に体操をしたり相談を受けたりしています。「クラブに来られなくなった人には、介護保険制度を紹介するなど、福祉サービスに繋いでいます。身近な存在として気軽に相談してもらえるようになりたい」と鈴木さんは抱負を語ってくれました。

※転倒を未然に防ぐための足・腰・腹部の筋力アップやバランス感覚の向上、歩行能力の改善を目的に、荒川区と荒川区内にある首都大学東京が共同開発したもの。

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ヒ―フーと深呼吸!いっぱい背筋が伸びました。 右側、右側によいしょっとまわします。


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⑮心地良い時間が流れるレストラン 青いそら

NPO法人ワーカーズ・コレクティブ 青いそら -三郷市ー

 コミュニティレストラン(*1)青いそらは、レストランを拠点に地域住民のコミュニケーションの場を広げ、「ちょっとした困った」に応えるサービスを行っています。
 おいしく食べて、誰もが支え合いながら幸せに暮らせる、そんなすてきな願いがかなうレストランを紹介します。

 広々としたガラス張りの空間が気持ちの良い「青いそら」。ここでは30代から70代のスタッフが交代で、生活クラブ生協や障害者施設の方が作った無農薬野菜やパンを食材に使用し、シンプルだけど素材のおいしさを伝える料理を提供しています。

 その人気の秘訣は食へのこだわりだけではなく、「たまにはコンサートや買い物に行きたい!」「産前産後のお手伝いがほしいな」「手作りのお料理が食べたい・・・」といったここに集まる人たちの声にすぐに対応できるところにあります。

 「心豊かな生活を送るためのサービスを提供したい。そして食の安全を考え、食文化を伝えていくことも大きな意味での福祉です」と理事長の浅草さんは話します。

 レストランでおいしい料理を食べ、そこで出会った人が気軽に会話をし、さらに「あったらいいな」というサービスが受けられる場所づくりを提供する、というのが浅草さんの夢です。

 "たくさんの出会いと、誰もが人生を楽しんで暮らす"を目指す青いそらの実現が期待されます。

(*1)コミュニティレストランとは...食の安全を考慮した飲食サービスであるとともに地域の様々な交流や学びの場となっているところ

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食材豊富な栄養満点ランチ

ゴーヤの緑のカーテンがすてき!まるで森のレストラン

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買い物難民の生活を支える地域のチカラ

こま武蔵台福祉ネット(日高市)

 こま武蔵台団地では、高齢化が進み購買力が低下したこともあり、地域内のスーパーが撤退しました。車を運転できる住民は、近隣の商業施設に出かけるようになりましたが、それが出来ない高齢者等は、自由に買い物に行くことが出来ません。このような「買い物難民」問題に立ち向かう、こま武蔵台福祉ネットの活動を紹介します。

※こま武蔵台福祉ネットとは
日高市社協が設置した行政区ごとの地域福祉活動を進める組織である「福祉のまちづくり連絡会」の実働部隊です。配食サービスや小学校の空き教室等を利用した子育てサロン、介護予防教室、買い物代行サービス等、多岐にわたる活動を60名程度のボランティアの協力により実施しています。

365日欠かさず訪問

活動のひとつである配食サービスでは、365日欠かさずに昼食と夕食を配達しています。近くの介護老人保健施設の協力で作ったお弁当を、主婦や定年退職後の方などのボランティアが配達します。お盆や正月も含め、毎日配達するためのスタッフの調整は大変です。

 担い手はなかなか増えませんが、地道に活動を続けることで少しずつ活動が認知されてきています。

「陸の孤島」にはさせない!

 また撤退したスーパーの跡地を利用し、自治会や地元企業、ボランティア等の協力を得て、平成21年秋から年3~4回のペースで青空市「ふくしねっと市場」を始めました。地域には肉屋、八百屋、お茶屋等わずかな店舗しかないため、地元の商店では購入できない鮮魚や豆腐、パン、牛乳などを販売しています。

 「手に取り、選んで買い物できることがありがたい」「近所の人と立ち話をしたのは久しぶり」など、利用者からは喜びの声が聞こえてきます。

 「人と人との助け合い、つながりを作り、こま武蔵台団地が陸の孤島となることを防ぎたい」と代表の新開幸子さんは語ってくださいました。

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開始30分ほどで売り切れる商品が出るほど盛況でした。

⑬あたたかい雰囲気の中ではたらくこと 役割を感じること

四季の家ひなたぼっこ(四季の里自治会) -本庄市-

 本庄市内の閑静な住宅街の中に立っているのぼりを目指して行くと、ふれあい・いきいきサロン「四季の家ひなたぼっこ」があります。活動内容を少しずつ変化させながら今でも元気に活動しています。

 25年以上前にできた新興住宅地の中で、ひなたぼっこは7年にわたりサロン活動を続けています。

 1年ほど前に今の場所に転居しましたが、これまでの利用者もそのまま集まり、週3日、毎回約10名の方が集っています。

 現在の主な活動は「はたらくこと」で、ペットボトルキャップの針山作りや健康食品の箱詰めなどを毎回行っています。ボランティアの小暮康子さんは「最近では、『仕事に行けなくてご迷惑をおかけします』という方もいるほど。働くことが生活のはりになっている」と話しています。

 もちろん、おしゃべりをしながらの団らんも大きな魅力のひとつで、人が集い、にぎわう柔らかい雰囲気に、近隣や他の地域の方々も多く訪れます。

 また、「今年度から市社協の補助金を受けず運営しているが、却って活動のエネルギーになっている」ともお聞きしました。地域活動を進めるにあたって市社協との結びつきはそのままに、自立した活動を続けながら「ひなたぼっこ」する場所がここにはあります。

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はたらきながら、おしゃべりしながら、楽しい時間は過ぎていきます。

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⑫「はなしを聞いてくれてありがとう」

ふれあい電話(上尾市)

 上尾市社会福祉協議会(以下社協)の登録グループ「ふれあい電話」は50代、60代の会員が中心となって、市内の一人暮らしの方や障害のある方に週に2日、午前と午後の各2時間、電話で話しかける活動を続けています。27年という長い間活動が続いた理由や活動に対する思いをご紹介します。

地域への思いと感謝の心

 「こんにちは!どこかお花見に出かけましたか?」「風邪を引かないよう暖かくしてくださいね。」と「ふれあい電話」の会員が話しかけます。

 現在、18名が交替で、1人から2人体制で電話をかけて安否確認をします。電話をかけるのは90名ほどで、行政や民生・児童委員さんを通じて社協から依頼のあった方などです。深刻な相談やすぐに対応した方がよいと思うケースは即社協につなぎます。活動場所の確保や電話代の負担、活動研鑽のための研修会の支援を社協がしています。長年の活動から、プライバシーを守る、必ず名前で呼びかける、コールは長く待つなど会員同士の約束ごとも作りました。この活動をもっと多くの人に知ってもらいたいと、地域包括支援センターにチラシを配っています。

 「『今日は誰とも話さなかったからうれしい。話しを聞いてくれるのはふれあい電話だけだよ』そんな言葉に励まされて活動をしています。いずれ、私たちも通る道だから」とある会員は語ります。地域の一員を大切にするという会員の思いと市民の心からの感謝がこの地道な活動が続いている理由のようです。

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会員手作りの年賀状や暑中見舞いを送る。 
1人10~15分、時には1時間近くなることも

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⑪支え合い、助け合い、いつまでも安心して暮らせる地域へ

- 飯能市 「なぐり広場」-

 名栗地区(旧名栗村)は美しい川が流れ、緑の木々に囲まれた山間地です。平成17年に合併して飯能市となりましたが、近年、若い人が都市部へ流出。高齢者世帯が増えて個人商店が減少し、交通の便が悪いなど高齢者が生活するには支障をきたすことが出てきました。

 このままでは安心して生活ができないと、住民の皆さんによる支え合い活動「なぐり広場」が始まりました。

 数ある「なぐり広場」の活動のうち、今回ご紹介するのは「みんなの茶の間」。これは、開所時間であれば、いつでも誰でも気軽に立ち寄ることができる、住民の交流の場です。「みんなの茶の間」を利用する人は、孫を連れたおじいちゃん、障害のある方とその家族など様々で、ゆっくりおしゃべりをしたりお茶を飲んだりと、思い思いのことをしながら過ごしています。

 行政や社会福祉協議会(以下「社協」)は活動場所の貸出や広報の手伝いなどで「なぐり広場」の活動を支援しています。飯能市社協名栗事務所職員の野田剛さんは、「名栗地区に住んでいる方が自主性を持って動けばこの地区はもっと良くなると思います」と継続的な支援に意欲を見せています。

 なぐり広場の運営委員で民生委員の松原恒也さんは「ゆくゆくは、家事援助の有償サービスも行います。また、『みんなの茶の間』に映画の上映や学びの機会を設ける予定です。名栗はもともと近所づきあいのある地域です。より多くの人に来てもらい、安心して暮らせる地域にしたいです」と今後の展望を語ってくれました。

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楽しい世間話に聞き入っています

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⑩情報共有がより大きな財産に

ー彩の国福祉レクリエーションネットワークの活動ー

 かつて、レクリエーションはみんなでワイワイと集団で歌ったり、踊ったり、ゲームをしたりというイメージで捉えられていましたが、今では「生き生きとした人間らしさを取り戻すこと」と考えられています。今回は、そんなレクリエーション活動を目指す彩の国福祉レクリエーションネットワーク(以下ネットワーク)を紹介します。

 「各地でレクリエーションの支援を行っているメンバー10人の'みんなで支え合う緩やかなネットワークをつくりたい'との思いから平成13年に立ち上げました」と話すのは広報担当で聖徳大学児童学部教授の天野勤さん。

 第1回のセミナーに参加した施設の介護職員などに入会を呼びかけ、現在会員は30人、セミナーは年2回開催しています。昨年はセミナーに150人が参加し、笑いの効用と認知症予防の視点からレクリエーションが効果的であることを学びました。

 その他にも埼玉県老人クラブ連合会やレクリエーション協会と連携を図り、シルバースポーツ大会やふれあいピックなどのイベントにも積極的に協力し、福祉レクリエーションの効果と楽しさをアピールしています。

 天野さんは「敷居が高いと思わず、悩みや分からないことを気軽に聞き合える環境を大切にしているため、セミナーでも多くの質問が出ます」と話します。

 「お互いに持っている少ない情報を共有することで、より大きな財産が獲得できる」ネットワークの魅力はここにありそうです。

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埼玉県老人クラブ連合会主催のシルバースポーツ大会で「きよしのズンドコ節」を披露

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⑨地域と施設の架け橋に

ーボランティアの力を生かした地域に開かれた施設づくりー

 社会福祉法人朋映会ケアハウス春日部勝彩園(以下勝彩園)では、平成19年10月に周辺地域で活動するボランティアを募集し、"ボランティア菜の花"(以下菜の花)を組織し、現在では団塊世代も含め35人が活動しています。高齢者の機能低下防止を目的に施設内にとどまらず、周辺地域でも学習療法、音楽療法、レクリエーション・趣味活動を行っています。

 以前からボランティアの出入りはありましたが、菜の花組織後はボランティアが積極的に活動に参加しています。ボランティアがかかわったことで、寝たきりで無表情だった利用者の方が起き上がり、名前を書いたり、笑顔で歩けるまで回復したりという嬉しい変化もありました。

 施設長の田口和子さんは「職員だと『この人はできない』という固定観念があり、動けない人を動かそうとしません。しかし、ボランティアには先入観がなく、利用者の方が気軽に話せるのでその力の大きさを感じます」と話します。

 菜の花では、ボランティア登録者の中から音楽療法や認知症サポーターなどの専門講師を自治会や地域包括支援センターなどへ派遣する取り組みも行っています。「参加者の笑顔が一番の活力です」とボランティアも前向きです。

 事務長の日置喜久子さんは「今後はもっと地域の方に参加してもらい、地域に開かれた施設にしていきたいです。ボランティアが気持ちよく活動ができるように職員を育成し、ボランティアのリーダーとなる人を育てていきたい」と語ってくれました。

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「お話ししながらできるからとても楽しい」と好評な音楽療法の様子

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⑧お散歩しながら健康づくりと防災点検!

 「わくわくお散歩マップ」は、健康づくりと介護予防に役立ててもらおうと「健康日本21所沢計画~健康ところ21~」に基づき生まれました。マップの中でも、健康づくりのお散歩コースと災害時一次集合場所※を1つのマップに盛り込む工夫をしている所沢地域の取り組みを紹介します。

※災害時一次集合場所は、避難のために支援が必要な方と支援できる方が集まり、近所の方々が助け合って避難場所まで移動するための集合場所のこと。

 このマップは、るんるん野老(ところ)散歩の会や所沢地域包括支援センター、所沢市が中心となって作ったもので、所沢地区自治会や民生委員なども協力しました。地域内の名所や施設表示付のお散歩コースと災害時一次集合場所が1つのマップに掲載されています。お散歩で健康づくりや介護予防をしながら自分の住むまちを知り、災害などのいざという時に活用する場所もチェックできます。

 「所沢地区は、マンションが増え、地域のネットワークが希薄になっている」とマップ作りに関わった所沢地域包括支援センターの米内山由紀江さん。こうした地域課題の解決にもなればと保健センターや自治会などと力を合わせて作成しました。

 マップ作成に関わったメンバーは当時を振り返り「自分の地域を見直すことができた」と口を揃えます。「自治会活動や防災訓練で周知するなど積極的に活用されている」と米内山さんは手応えを感じています。保健センターの保健師本澤芽衣子さんも「現在、介護予防教室などで活用しておりますが、地域でさらに周知していただけたら」と今後の展望を話しています。

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わくわくお散歩マップのコースをチェック中

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⑦多様な活動が生む会話と交流

ー新狭山はいつの取り組みー

 狭山市堀兼の閑静な地域にある新狭山ハイツ(以下「ハイツ」)は昭和48年から入居が始まった歴史の長い団地ですが、いつも住民同士の会話と関わりがあふれています。

 今回はNPO法人として住民として長年ハイツの活動を支える担い手の一人、NPO法人グリーンオフィスさやま(以下「じおす」)代表理事の毛塚宏さんにお話をうかがいました。

「きっかけは緑化活動だったんですよ」と毛塚さん。

 昭和49年当時、自治会の発案で5年間で緑を倍増する事業を計画した際に、活動継続のためには自治会主体では難しい、という思いから緑化本部を立ち上げたことが始まりでした。

 現在ハイツでは、わくわく自然園(ビオトープ)の運営や、旧荒川村(現在秩父市)との農業を通じた地域交流、子供と親が集まれる地域文庫など多くの活動が展開しています。多岐にわたる活動を自治会だけに頼ることはできません。管理組合、福祉の会「風見どり」、大人の文化サロン「まるたの会」、そしてNPO法人じおすなどの様々な担い手によって支えられています(図1)。

<図1> ハイツのコミュニティを支える担い手とその事業

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 定期的な活動は住民同士の会話と交流を生み出しました。その結果、緑が増えれば「どう管理しようか」、景観が良くなれば「何かイベントを」、ごみが集まれば「リサイクルを」など次々とアイデアが生まれ発展させてきました。

「最近は若い世代の住人も増えている」(毛塚さん)というハイツには、人が集まる文化と活気を感じます。

12syoutiiki.JPG取材時も緑化活動真っ最中でした  詳しくは、NPO法人グリーンオフィスさやまHP

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⑥コミュニティーレストランが進める地域とのつながりづくり

ー鶴ヶ島市 ここほっとー

 市内循環バス停に近い住宅街近くにある「ここほっと」。お昼時は順番待ちの人もいます。建物は普通のレストランですが、コミュニティレストラン※1(以下レストラン)として、地域の方々が集う場です。

 レストランは、学童クラブを7カ所運営するNPO法人鶴ヶ島市学童保育の会が設立したもので、浅見要理事長によると、クラブのおやつ作りがきっかけでした。

 浅見さんは「児童数の増加による倶楽部の手作りおやつを集中化することを目指して始めましたが、レストランの目的の一つである地産地消によるランチメニュー実現の難しさを、地域農業の実状を通して知ることができました」と話します。

 この日は、市の地域福祉計画策定委員でもあったレストラン責任者の森裕子さんに誘われ、活動を始めた民生委員の望月峯さんが講師となって「ハイドロカルチャー※2講座」を開催。望月さんは、参加する人の様子に合わせた楽しいおしゃべりを心がけながら進めていました。

 森さんは「レストランには、多くの人が訪れ、地域の情報が入ってくるため、声かけをしながら課題解決につながる取り組みも進めたい」と今後の抱負を話してくれました。

※1コミュニティレストラン: 単なる喫茶店ではなく、地域のさまざまな方が集うことを目的とし、様々な情報の交換場となっているレストラン

※2ハイドロカルチャー: 土や肥料を使わないで、粘土を高温で発行させたハイドロボールを使用して観葉植物を育てるもの

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参加者の笑顔を引き出しながら、楽しく作ります。 レンタルボックスを置き、NPOなどの作品を販売

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⑤地域の憩いの場!自然体で受け入れます!

子育てサロン「ミッキークラブ」

 富士見市内の住宅地に元主任児童委員が中心となって活動している元気な子育てサロンがあります。今年で8年目を迎えるその活動や長く続ける秘訣を伺いました。

 富士見市の静かな住宅地の集会所にお母さんに手を引かれた子どもたちが集まります。自由遊び、アンパンマン体操、読み聞かせの後は持参のおにぎりを食べながらの楽しいおしゃべり・・・。77歳の男性ボランティアや「引っ越して間がない」という親子も参加しています。「子育ての仲間に会える」「安心してくつろげる」参加者は笑顔で口をそろえます。

 「幼児虐待が世間を賑わす中、主任児童委員の経験から何かできないかと近所の若いお母さんや保育士に相談したり、児童施設を視察したりして活動内容を検討しました。そして、元主任児童委員の仲間に声をかけたのが始まりです」と代表の川井幸子さん。

 川井さんは、長続きの秘訣について「当初は、全ての準備をしなければと考えがちでしたが、若いスタッフが減り、体力的に大変になってきたことや子どもが大きくなって、『やらなくちゃ』から『できるときに手伝いたい』へとサロンに関わる姿勢が変化してきたことなどもあって、今では'自然体'で受け入れるサロンになっています」と話してくれました。

 

2週間ぶりのサロンに会話がはずみます       孫のような子どもたちに会えるのが楽しみ

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④人と人とのつながりを大切に

-特定非営利活動法人るうぷ(寄居町)の取り組み-

 特定非営利活動法人るうぷ(以下るうぷ)では、「よりあいの家くるみ」と名づけた民家で、介護保険事業や'なつかしい唄を歌う会'、'昼食ご一緒サロン'などを実施し、人と人とのつながりのある地域づくりを目指しています。

 「よりあいの家くるみ」は、駅から徒歩5分、築20~30年くらいの民家が点在している一角にあります。高齢者、障害のある人、子どもなどさまざまな人が寄り合える場所にしたいという思いから名づけられました。民家を拠点としたのは、「地域に昔からある場所で、懐かしさや安らぎを感じながら過ごしていただきたいから」と理事長の遠藤仲男さん。

 るうぷでは、事業のチラシをつくり、公共施設への掲示や地域住民に直接配布をしています。「ちょうど家の外に出ている方がいれば、その時にお話をしている。その後来てくれた人もいた」と遠藤さん。このような地道な努力の積み重ねが人と人がつながるきっかけになっています。

 'なつかしい唄を歌う会'では、主に大正から昭和30年代ごろの唄を歌います。遠藤さんは「歌いながら昔を思い出し、涙を流した方もいた。参加者はここに来て歌い、皆で話すことをとても楽しみにしてくれている。日中を一人で過ごしている人も多く、そのような方々が、孤独を感じず過ごせるような事業を今後も行っていきたい」と抱負を語ってくれました。


キャプション:民家で懐かしさを感じながら楽しく集う参加者の様子

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③子育て家庭と地域社会をつなぐ

―こんにちは赤ちゃん事業を通して―

 「こんにちは赤ちゃん事業(※)」は、市町村が実施主体となり、乳児のいる家庭を訪問する取り組みです。多くの市町村では、専門職のみで訪問をしていますが、狭山市では、民生委員・児童委員と連携した訪問活動を行っています。

 「この事業では1度きりの訪問ですが、民生委員・児童委員と子育て中の家庭との接点ができ、どんなオムツを使ったらよいかといった相談も気軽にしてもらえるようになりました。 

 不安もありましたが、若い家庭に民生委員・児童委員の存在を知ってもらえるようになり、無理せず続けたことで成果が少しずつ見えてきました。」と狭山市民生委員・児童委員協議会の奥富孝一会長は振り返ります。

 また、保健師の藤村有子さんは「平成19年6月の開始以降、健康診査の受診率が上昇していますが、それ以上に民生委員・児童委員が子育て家庭の身近な相談者になってくださったことが大きな力になっています。虐待が疑われるケースや発育に問題がありそうな相談は保健師に連絡が入るなど事業を超えた連携も見られるようになりました。」と事業の成果を語ってくださいました。

※「こんにちは赤ちゃん事業」:

生後4か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し、情報提供や家庭状況の把握、助言を行う取り組み。狭山市では、地区の民生委員・児童委員が4か月児健康診査を控えた全ての家庭を訪問し、健康診査の案内とあわせて子育て家庭に必要な情報を提供し、家庭状況等の情報を市保健センターに連絡しています。

キャプション:子育て情報満載でお伺いします

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②日常の小さな変化を素早くキャッチ

―上尾市社協西上尾第一団地支部の取り組み―

 上尾市西部に位置する西上尾第一団地には3,200世帯、約7,000人の住民が暮らしています(高齢化は現在約27%)。その団地を区域とする上尾市社会福祉協議会西上尾第一団地支部(支部長望月初子さん)では、見守りや日常生活の困りごとの手助けを行うことを目的にお互いさまの精神で「助けあい在宅サービス」を実施しています。

 ゴミ出し、掃除、洗濯、家具の移動、買い物、話し相手・・・・・。

 「年を取っても障害があっても住み慣れたこの団地に住み続けたい。」という願いから平成14年9月に始まった助けあい在宅サービスは、介護保険で対応できない日常生活のちょっとした困りごとを活動会員である中高年の主婦層が中心となり解決するサービスです。今では男性活動会員も増え、貴重な戦力となっています。

 最近では階段の上り下りが大変になった方のゴミ出しや居室の手の届かない高い部分の掃除などの依頼が増え、「自分ではなかなかできないから助かった。」と大変喜ばれています。

 活動会員がサービスの提供を通じて日常の小さな変化を素早くキャッチして地域包括支援センターなどの専門機関への橋渡しをしたり、家に閉じこもりがちが単身高齢者にとっての大切なコミュニケーションの場となったりしています。

 「この団地に住んで良かったぁと実感できる地域にしていきたい。」望月さんは毎日団地中を駆け回っています。

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①市内50か所で認知症を学びあう

~秩父市社協の支部での取り組み~

 秩父市は高齢化率が26.0%と高く(埼玉県平均は18.0%)、しかも認知症がかなり進行してから受診する人が多い傾向にあるといいます。そこで秩父市社会福祉協議会(以下「秩父市社協」)では76か所ある支部のうちの50か所で出張出前講座「認知症を学び地域で支え合う会」を開催しています。

 「予防できることがわかった!」「同じ悩みを持っ ている人と話ができて元気が出た!」参加者からは好評です。

 講座の準備と運営は支部の役員が中心となり、講師は地元の医師が担っています。地域単位でのこの講座を通じて認知症の予防と早期発見、そして「何かあったら秩父市社協に」と呼びかけてい ます。参加者は初回だった昨年度は2,220人、受講後は認知症サポーターとして近隣の見守活動に携わっています。

 「受講者からの連絡で認知症の方を社協が地域包括支援センターや医療機関につなげた例もある。未実施の支部や全ての小・中学校でも開いて安心して暮らせる地域にしていきたい。」秩父市社協常務理事の荒舩千鶴子さんはそう語っています。

終始和やかムードの講座は、受講者の笑いも絶えません。

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このページに関するお問い合わせは

埼玉県社会福祉協議会 地域福祉部 地域活動支援課

TEL:048-822-1248 FAX:048-822-3078

社会福祉協議会では、福祉教育を通して、自分の地域の身近な福祉課題に気づき、いろんな人たちと力をあわせながら誰もが安心して楽しく豊かに暮らせるまちづくりを推進しています。
→ 福祉教育とは 
 
また、福祉教育の推進者や学校教員等の向けに、実践事例として
県内各地で行われている福祉教育活動 を参考にご紹介します。

 

   CSR(Corporate Social Responsibility)には、企業の組織活動は社会に与える影響に対し、責任をもつという考え方があり、そのCSRの一環として、社会貢献活動を行う企業も多く、地域で様々な活動が行われています。  
 埼玉県ボランティア・市民活動センターでは、企業からの社会貢献活動・ボランティア活動についても相談を受けていますがここではその一部(2例)をご紹介します。

 

 ★例①「とにかく、高齢者施設で体感してみる!」:(株)武蔵野銀行(以下「ぶぎん」)の活動
 ぶぎんでは、ぶぎんボランティアクラブ会員の活動について、埼玉県ボランティア・市民活動センターに相談に来られました。
 どんな活動が良いかというところからスタートしましたが、地域を知りたい・コミュニティのなかで活動をしたいという希望があったため、何回か話し合いを重ね、センターでは高齢者福祉施設でボランティア活動をする調整をしました。

活動の当日は施設担当者からの説明を受けて、いよいよ開始!

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施設内の清掃活動。                   利用者居室内の洗面台も拭きます。  

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間食のミルク。大人数分運びます。          施設の食事は細かなところまで配慮・工夫
                               がされているので、試食して理解します。

 最後は振り返りをして、半日の活動を終えました。
 今回の活動を通して「情報共有の重要性やチームワーク力など、業種が異なっても学ぶことは同じで仕事に活かすことが出来る」「地域の中の施設を身近に理解できて良い経験ができた」といった感想が寄せられました。

 

 

★例②「企業の技術力を活かした事例」:入れ歯クリーニングメリー(以下「メリー」)の活動
 メリーは、「自社の持つ技術を生かしたボランティア活動をしたい」という思いがあり、東日本大震災以降、宮城県石巻市をはじめ、埼玉県加須市にある旧騎西高校に避難している方の支援活動をしてきました。
 
回、「さらに活動の拠点を広げていきたい」という相談が埼玉県ボランティア・市民活動センター(以下「センター」)に入り、調整を行うことになりました。
 まず初めにセンターは、飯能市にある社会福祉法人名栗園シルバーハウス希望の園(以下「希望の園」)にその思いを伝えることから始めました。企業側と受け入れ側の目的を整理し、双方の共通理解と施設側の協力体制を得たことで、今回の3日間にわたる活動が実現することになりました。
 
 
メリーの歯科技工士の山屋誠一さんは、「入れ歯をきれいにすることは、噛むことだけでなく顔の表情を豊かにし、会話やコミュニケーションを交わす大切な役割をもっています。また、誤嚥性肺炎の予防にも効果があります」と話されます。
 
希望の園でも、このメリーの活動をきっかけに講座を開催するなど、利用者が口腔ケア意識を高め、食への関心が一層深まることを期待しています
 

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◆その他にも、地域では様々な社会貢献活動が行われています。

⑱弱視の子どもたちのチカラに(富士ゼロックス埼玉株式会社)

⑰地元とのつながりを大切に(株式会社 協同商事)

⑯商店街が行う障害者支援(川口銀座商店街振興組合)

⑮高校生の交通安全教育を推進します!!(埼玉オートバイ事業協同組合)

⑭人にやさしいお店づくり(株式会社マルエツ)

⑬初めての障害者雇用から始めた地域貢献(有限会社旭産業)

⑫ヒューマニー(ヒューマン&ハーモニー)活動(住友生命埼玉西支社)

⑪岩槻の伝統産業がつなぐ小学生との絆(細野人形店)

⑩銀行の中に美術館!?(武蔵野銀行)

⑨より多くの子どもたちと感動を共に・・・(パイオニア株式会社川越事業所)

⑧地域社会とのつながりづくり(三国コカ・コーラボトリング株式会社)

⑦プロの技をお互い様の気持ちに乗せて(埼玉県美容協同組合)

⑥認知症サポーターを全店舗に配置(埼玉りそな銀行)

⑤買い物帰りにみんなで子育て!「つどいの広場」(さいたまコープ北本店)

④「笑い」がもたらす健康と社会貢献!(関東自動車株式会社)

③地域の笑顔が原動力に!(武州ガス株式会社)

②障害があるからこそ~障害も会社の戦力~(株式会社ニッシン自動車工業)

①地域に役立ち続ける使命(あいおい損害保険会社 埼玉本部)
 

⑱弱視の子どもたちのチカラに

ー拡大教科書作成支援活動- 富士ゼロックス埼玉株式会社

通常の教科書の文字や絵をそのまま読むことが困難な弱視児童たちのために、「拡大教科書」作りを行っているボランティア団体があります。富士ゼロックス埼玉株式会社では、こうした団体に対して、カラー複写機及び作業スペースを無料で提供する活動を行っています。

「弱視児童達への教科書作りのために、絵・図・地図などをカラーコピーさせていただけないでしょうか」。拡大教科書作りの支援の始まりは、ボランティアの方からのこうしたお願いからでした。

現在、全国のオール富士ゼロックスの営業拠点48か所でカラー複写機や作業スペースを無料提供する支援活動が行われています。

県内では、現在7つのボランティア団体に対して支援を行っており、昨年度は一年間で約64,000枚のカラーコピーを無料提供し、利用しているボランティア団体の方から大変喜ばれ感謝されています。また、埼玉では機器やスペースの提供だけでなく、ボランティア団体の方にパソコン教室を開くなどの人的な支援も行っています。

「もっと弱視の子どもたちのチカラになれるよう、ボランティア団体の方と接する機会を増やし、パソコンによる制作の支援にさらに力を入れるほか、コピーの質の向上や作業スペースの拡大など、利便性を向上させていきたい」と同社端数倶楽部事務局長の金子英俊さんは今後の抱負を語ってくれました。

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机を囲みながら、拡大教科書の作成中です。(大宮「銀のしずく」の皆様)

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右下が従来の教科書です。大きさの違いがよくわかります。

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⑰地元とのつながりを大切に

 ー今までもこれからも- 株式会社 協同商事

 世界の品評会で多数の賞を受賞しているCOEDO(コエド)ビール。農産物の卸しからビール造りも手掛ける株式会社協同商事は、設立当初より地元とのつながりを大切にしており、現在は知的障害のある方に作業の場を提供しています。

 「地元の人、原料、知恵。この場所にあるものを大切にしたい」と笑顔で話す代表取締役社長の朝霧重治さん。同社は、地元川越に根付いていた循環型農業を生かし、1970年代から有機野菜、無農薬・減農薬野菜の普及に取り組んでいます。また、特産品であるサツマイモを原料としたビールをつくり、農商工連携88選にも選出され、町おこしのみならず、世界的評価を受けるブランドとしても注目を集めています。

 5種類のビールを製造するコエドブルワリー三芳工場では、NPO法人ゆうき福祉会すだち作業所の知的障害者が、ビン、缶へのシール貼りやパンフレット折りなどの作業を行っています。すだち作業所の方々は、COEDOビールの工場で働けることをとても楽しみにして、毎回心待ちにしているようです。

 今後は、すだち作業所を含む複数の障害者施設による焼き菓子作りのプロジェクトに、同社所有のパン製造設備を提供することが決まっています。今までもこれからも、同社は地元とともに歩み続けます。

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1本1本丁寧に作業していきます。

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箱詰め完了。いよいよ出荷です。

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⑯商店街が行う障害者支援

~川口銀座商店街振興組合~

 川口銀座商店街では商店街振興組合が協力して地域の障害者支援を行っています。商店街では行政だけでなく、民間も障害者支援をすべきではという考えから、商店街ぐるみで取り組んでいます。

 川口銀座商店街振興組合(以下「振興組合」)では、買い物をする際の障害者割引や知的障害のある方が買い物のお手伝いなどが受けられる『ほほえみカード』の発行や、振興組合が作ったギャラリーの福祉団体への無料貸し出しなどを行っています。

 これらの取り組みは障害者が外に出るきっかけとなり、商店街の活性化にも一役買っています。現在、『ほほえみカード』の利用者は約300人おり、実際に利用者からは「行政だけでなく、民間が障害者支援を行っていることに心強さを感じる」と評判です。

 しかし、最近は不況の影響により商店街の店舗もチェーン店が多くなり、店舗同士の連携が取りにくく、こうした取り組みの協力が得られないという課題もあります。それでも振興組合の坂巻健司さんは「地域のことは地域で支える」をモットーに商店街が地域を盛り上げるよう努力しています。そして「こうした取り組みがもっと拡がり、障害者が暮らしやすい街が増えていってほしい」と話してくれました。

H221101.jpg店舗によって割引などのサービスが受けられる「ほほえみカード」 

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商店街のど真ん中にある「燦(さん)ギャラリー」。なんと2年先まで予約で埋まっています。

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⑮高校生の交通安全教育を推進します!!

~埼玉オートバイ事業協同組合~

 県内のオートバイ販売店で構成される埼玉オートバイ事業協同組合では、埼玉県二輪車安全普及協会等と連携し、若者を事故から守るため高校生の交通安全教育講座を実施しています。

 「へぇー、自転車も軽車両だから、歩行者にけがを負わせれば賠償責任が科せられるのか」「交通事故は悲惨だなぁ。自分の安全は自分で守ろう」と、生徒たちは真剣な表情です。
講座を始めたきっかけは、高校卒業後の年齢から交通事故が急増している現状を知り「若者が事故の加害者や被害者になってほしくない」という強い思いを抱いたことからでした。

 そこで高校生への交通安全教育の必要性を埼玉県教育委員会に相談し、平成18年度から実施しています。自転車やバイクを使った実技指導では、安全確認不足、ブレーキ操作不適など日ごろの運転のまずさが実感できます。
同組合の緑川副理事長は「バイクや自動車は一歩間違えば凶器。普段の生活の中で交通安全についての意識付けが必要です。学校の先生にも継続して生徒を指導してほしい」と言います。事故がないのが当たり前の社会を目指し、今後も取り組みを続け、広げていきたいとのことです。

 また組合では、チャリティゴルフ大会を開催し、これまで病院や施設等へ65台の車いすを寄贈しています。これも地域社会に貢献したいという取り組みの1つです。

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横断歩道では、一時停止して・・・。出合い頭は注意。左右安全確認。

 

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原理事長(左)から本会平塚局長(右)へ車いすが寄贈され、地域住民への貸出や福祉教育のために役立てられています。           

【最近は高齢者の事故も多発!高齢者が自転車に乗るときの注意ポイント】

①進路を変えるときは、十分に安全を確認。

②道路横断は、左右確認し、車の直前直後の横断はやめる。

③「焦らず、急がず」「荷物の積み過ぎ」に注意し、転倒防止。

④反射材を活用。早めのライト点灯を。

⑤体の変化を自覚して安全運転の心掛けを。

(視力、聴力、動作、反応の衰え等)

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⑭人にやさしいお店づくり 

~マルエツが展開するお客さまサービス~ 株式会社マルエツ

 北浦和で生まれ、1都3県を中心に249店舗(平成22年7月現在)を展開する食品スーパーマーケットの「マルエツ」。サービス介助士の資格者を各店舗(一部店舗を除く)に配置するなど、人にやさしいお店づくりに取り組んでいます。

 マルエツは現在、都心部への小規模店舗を積極的に展開し、身近に行けるお店として、特に高齢者の生活の支えとなっています。従業員は高齢者疑似学習を体験し、高齢者や障害者、妊婦の方などが買い物しやすいよう、表示を大きくしたり重い荷物を率先して運ぶなどのサービスに活かしています。また、サービス介助士(※)のインストラクターとして認定を受けた店員が各店舗の店長・レジ責任者等に車いすの介助や白杖を使っている方の誘導方法などを指導し、安全の向上に努めています。

 総務本部の外海(とのがい)副本部長は、「マルエツはお客さまの健康で豊かな食生活を支える『お客さま代行業』であり、『マルエツのある街に住みたい』と言われるよう地域との関わりを重視しています」とおっしゃいます。お客さまからの提案により始めたペットボトルキャップの回収や小・中学生の社会科見学の受け入れなども積極的に実施しています。

 17年目になる「盲導犬育成募金」や各店頭の飲料自販機の売上金の一部を社会福祉協議会等を通して介護、養護施設へ寄附するなど、様々な形で社会貢献に努めています。

 

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お店の中で移動しにくいのはどこかな?

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 高齢者疑似体験中!お弁当を食べるにも時間がかかるんです。

サービス介助士(※)
 NPO法人日本ケアフィットサービス協会認定資格。高齢の方や障害のある方が、安心して社会参加できる環境を整えるために、サービス提供側がさまざまな人を受け入れるために必要な「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を学ぶ資格。

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初めての障害者雇用から始めた地域貢献

有限会社旭産業  ―和光市―

 和光市を中心に事業を展開しているビル管理会社の有限会社旭産業は今年4月に初めて知的障害をもつ方2人を雇用しました。雇用に至った経緯は社会福祉協議会(以下「社協」)とのつながりでした。

 「障害をもつ方を雇用してほしいとお話を受けた時、社協が頑張っているので、自分達もと思いました」と話すのは旭産業統括部長佐野仁志さん。和光市社協は、日ごろからつながりのある市内の企業に対して障害者の就労を働きかけてきました。

 「障害に対して特別意識はしていません。それは面接でお話しましたし、保護者の方からも健常者と同じようにと言われています。職場の理解もあり、彼らも休まず真面目に働いてくれます」とのこと。お二人とも、職場の仲間とも溶け込んでいるようです。

 「今は市役所の中の清掃をしてもらっていますが、ゆくゆくは他の業務にも取り組んでもらい、本人達の可能性を広げていきたい」と佐野さんは今後について話されました。

 採用されたそのお二人、新井俊之さんと竹腰裕美さん。「仕事は大変だけど職場の人と話をするのが楽しい」と言いながらモップを動かし、カメラを向けると笑顔で応えてくれました。

 

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「毎日、楽しく頑張っています」と新井さん(左)、竹腰さん(右)

 

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佐野さん(中央)と一緒に

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⑫ヒューマニー(ヒューマン&ハーモニー)活動

-住友生命「彩の国チャリティカレンダー」-

 川越市にある住友生命埼玉西支社では、各企業に無料配布するカレンダーの制作費用の一部を福祉団体へ寄附し、企業活動とチャリティー活動の一石二鳥の取り組みを行っています。

掲示させて頂くだけでチャリティー

 「社員が企業活動を通じて何か自分たちで社会貢献できないかと思案した結果、掲示するだけで職場内の癒し空間を演出してお客様に喜んでいただいた上に、制作費用の一部を福祉団体に寄付するカレンダーを作ることを考えました。制作費用は社員の寄付を積み立て、会社の資金も一部充てて捻出しました」と語るのは住友生命埼玉西支社・基盤統括部長の倉岡常徳さん。

 このカレンダーには、埼玉の風物詩が印刷されており、埼玉県をアピールする効果もあります。

 そのほかにも住友生命では、使用済み切手を収集するピンクリボン・ボランティアボックスの設置を進め、日本対がん協会の「乳がんをなくすほほえみ基金」へ募金するなど様々な福祉活動の実施によって地域への貢献を行っています。

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彩の国チャリティカレンダー

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ピンクリボン・ボランティアボックスの設置でこんなにたくさんの切手が集まりました!

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⑪岩槻の伝統産業がつなぐ小学生との絆

―人形クラブでの20年以上のボランティア指導―

 「岩槻の人形」は「大宮の盆栽」「浦和のうなぎ」とともにさいたま市の財産として様々なまちづくりの場面で活用され、全国的にも有名です。
 今回は、人形のまち‘岩槻’で、細野人形店(さいたま市)とさいたま市立岩槻小学校の人形クラブ(以下クラブ)との交流について紹介します。

 1986年、PTAで空き教室の活用について検討した際、寄贈された人形や人形の歴史をパネル展示する郷土人形資料室として使うことが提案され、同時に、子どもたちに人形づくりの機会を提供したいという思いから、クラブは生まれました。

参加者は、4・5・6年生の15人前後で女の子が多く、2年、3年と続ける子や兄弟姉妹で取り組む子もいます。

 「クラブでは1年に1体木目込み人形を作ります。材料を揃えるところから人形に着物を着せる指導まで関わっています。子どもたちからの‘楽しい’‘ありがとう’といった素朴なメッセージがやりがいです」と話すのは指導者の1人である細野和江さん。

 また、細野さんは「卒業生から街であいさつされたり、卒業生が海外への留学前にクラブを訪れ、人形を制作し、ホームステイ先にプレゼントしたりと子どもだちと卒業後もつながっていられるのが嬉しい」と話します。

 「子どもたちは毎年変わっていきますが、無条件にかわいいと思える」細野さんの言葉が子どもたちとの交流の長続きの秘訣と言えそうです。

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子どもたちの作った人形の前で微笑む細野さん

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クラブ最終日にはメンバーとひな祭りパーティーを楽しみます
(細野さんは前列左から3人目)

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⑨より多くの子どもたちと感動を共に・・・

ー児童養護施設の子どもたちの笑顔に支えられてー

 『「音と映像と情報」が持つ無限の可能性を究め、心に響く感動を提供する』ことを理念とするパイオニア株式会社(以下同社)は、音楽・映像、環境保全、教育支援などさまざまな分野の社会貢献活動を展開しています。
今回は、同社川越事業所と児童養護施設との交流について紹介します。

 近隣の児童養護施設の子どもたちを80人ほど連れて、毎年東京サマーランドのプールや遊園地で子どもたちと終日楽しむ取り組みは、20年以上継続されています。「子どもたちはとてもエネルギッシュでくたくたになることも・・・。しかし、そんなことを忘れさせてくれる子どもたちの笑顔や活動的な姿に支えられています」と参加した社員の方々は振り返ります。

 また、こういった活動は、社員の人材育成としても位置づけられています。「子どもたちや先生方との交流により、社会人としての視野が広がり、成長できる力がもらえます。子どもたちの笑顔のためにもこの取り組みを途切れさせずに継続させたい」と話すのは総務部総務課課長の細川太路さん。

 この他にも、DVDソフトを県内の福祉施設に寄与したり、‘身体で聴こう音楽会’※を開催したりと幅広く展開されている社会貢献活動から、より多くの人と感動を分かち合おうとする同社の思いが伝わってきます。

※音を振動に変える体感音響システムにより聴覚に障害を持つ人も楽しむことが出来る音楽会

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毎年、夏が待ち遠しい!東京サマーランドでの1日

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⑧地域社会とのつながりづくり

ー生活関連情報を発信する自動販売機の設置ー

 三国コカ・コーラボトリング株式会社(以下同社)では、「社会の発展と環境に貢献し、信頼され、愛される企業市民となる」ことを理念として、植林活動の推進や食育支援活動、児童福祉施設への製品寄贈など幅広い社会貢献活動を長年展開しています。今回は、同社と地域社会とをつなぐ役割を担っている「地域貢献型自動販売機」※の設置促進について紹介します。

※地域貢献型自動販売機とは、大規模災害時に遠隔操作により自動販売機内の飲料を無料で取り出したり、避難所の案内や災害に関する情報を自動販売機に設置されているディスプレイに表示したりできる機能を持っている自動販売機です。

 地域貢献型自動販売機は、県内では48市町村でおよそ500台設置されています。多くは、災害時に避難所となる公共施設に設置されており、地域社会を支えています。平常時には、ニュースや市政情報などの配信を行っていますが、過去には、熊谷市で徘徊している認知症高齢者を探す目的で市民向けにメッセージが配信されたこともあり、地域住民の安心・安全を守る役割も担っています。

 総務広報環境部長の藤村吉司さんは「自動販売機が、社会に役立つ存在・社会に認められる存在になってほしい。そのための取り組みをこれからも継続していきたい」と話します。自動販売機を地域社会とのつながりのツールとして捉え、飲料水の販売機という役割に留まらず、新たな役割や価値を持たせて地域社会に送り出したいという意気込みが伝わってきます。

 
24時間、地域住民を見守ります

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児童養護施設への製品寄贈のワンシーン。子どもたちの喜ぶ顔を力に41年間継続しています

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⑦プロの技をお互い様の気持ちに乗せて

ー訪問美容で地域に貢献ー

 「訪問美容で地域に貢献」。そんな基本方針のもとで介護を要する在宅や施設の高齢者のヘアカットやお化粧に取り組んでいる企業組合があります。今回は東松山市にある埼玉県美容協同組合を紹介します。

 「感謝の言葉をいただくことが何より。お年寄りの楽しみや介護者の息抜きなどに繋がっているという充実感を持っています」そう語る理事長の野原武人さん。埼玉美容協同組合(以下組合)が取り組みを始めたのは、野原さんが経営している美容室モアのお客様が病気で来られなくなったことがきっかけでした。地域貢献していこうと平成18年に4人で立ち上げた組合でしたが、今では20人を超える仲間たちが県内各地で活動しており、お客様も延べ400~500人にのぼります。

 野原さんは以前に無償でカットを行う活動に参加していましたが、それが継続しなかった教訓から、低額の料金を設定したり仲間とアイデアを出し合ったりしながら活動を続けています。料金をいただくことで必要以上にお互いが遠慮しない関係となり、かえって良い結果になっているそうです。「この仕事はお客様への配慮やコミュニケーションが大切なので、社員教育としてすごく役立っている」(野原さん)というこの取り組みは、お互い様の精神によって発展し、地域の活性化に繋がっています。

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ヘアカットだけでなく、会話も楽しみの1つ

 

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⑥認知症サポーターを全店舗に配置

ー地域の一員としてお客様にできることー

 埼玉りそな銀行では、地域とともに発展するという理念のもと、地域社会とのつながりを大切にし、お客様の生活や地域の活性化を応援する取り組みを積極的に行っています。
今回は、その一つである社員対象の認知症サポーター※養成講座について紹介します。

 ※認知症についての正しい知識を学び、認知症の方やそのご家族を応援する人のこと

 今年度、同行では、認知症の方が地域で安心して暮らせる環境作りに貢献するため、埼玉県の協力を得て、社員238名を対象に認知症サポーター養成講座を開催し、全108店舗に認知症サポーターを配置しました。受講した社員の皆さんには、「一層、お客様に寄り添った対応が図られるようになった」「身近な問題として認知症を捉え、介護している家族にも優しくなれた」と好評の様子。

 老後の生活や相続に関する問題などが大きな課題となる中、同行でも遺言信託や民間介護保険などの商品を取り扱っていますが、「まず、ビジネスでなく、地域の一員として将来の生活への不安を抱えるお客様に何ができるか」をお客様と一緒に考える姿勢がこの取り組みの一端から伺えます。

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講座受講により一層のサービス向上が図られます。

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埼玉りそな銀行の業務風景

 

⑤買い物帰りにみんなで子育て!「つどいの広場」

―さいたまコープコープ北本店 Cocco(コッコ)ルームの取り組み―

 さいたまコープ コープ北本店では、埼玉県と北本市の助成を受けて店舗3階にCoccoルームを開設し、事業所内保育を実施するほか、地域の育児中の親子が自由に集まり、おしゃべりできる憩いの場として「つどいのひろば」などを実施しています。

 コープ北本店では、カルチャー講座の参加者の子どもを一時的に預かる活動を独自に行っていましたが、「もっと親子を応援できないか」「もっと消費者や生活者の暮らしに役立つ活動がしたい」という思いから地域の子育て拠点として「つどいのひろば」をスタートさせました。

 利用者からは「みんなと遊べるのでよく来ています。帰りに買い物もできますしね」と好評。そのほか親子で参加できる講習会(いのちの教室など)も実施しています。さいたまコープ 子ども・子育て支援担当課長の根岸公江さんは「親同士、子ども同士、親が他の子どもと触れ合えるのが良い所。一緒に子どもの成長を見守り、地域のみんなで子育てすることが大切」と言います。

 一方、さいたまコープは女性のパート職員が多く、子育てしながら働きたいという声がありました。職員も一人の生活者として暮らしを輝かせることがコープへの信頼につながると考え、昨年度からCoccoルームを活用した事業所内保育を実施し、地域の方も職員もみんなが一緒に生活しやすい地域づくりを応援しています。

「お母さんもお父さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、みんな赤ちゃんだったのよ」

(講習会企画~いのちの教室の様子)

 

「みんなでおしゃべり、お遊びタイム」(つどいのひろばの様子)

【Coccoルームは子育てを応援します】

●つどいのひろば:子育て親子の交流の場。

 講習会・情報提供など

●一時(ひととき)保育

 地域のお子さんの一時預り

●事業所内保育

 コープ職員の勤務時のお子さんの預り

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④「笑い」がもたらす健康と社会貢献!

―関東自動車株式会社の「チャリティー関東寄席」― 

   バス送迎事業、旅行業、自動車整備など県内で幅広く事業を展開する関東自動車株式会社(本社、さいたま市浦和区)。養護学校や福祉施設で送迎をする「福祉バス」事業を先駆的に行ってきた同社の「支え合い」の精神は、チャリティー活動にも活きています。

 「チャリティー関東寄席」を始めたのは今から21年前。「事業以外で地域に貢献したい」と考えたのがきっかけです。「笑いは多くの方に愛され、健康増進にもつながるのでは」との理由から「寄席」になり、当初は交通遺児のための寄付を目的として始まりました。その後、年1回の開催を続け、現在の寄付先はユニセフや福祉団体など多岐に広がり、累計寄付額は2,000万円を超えました。

 長年続けてきた裏には苦労もあります。「活動を周知し、毎回1,000枚ほどの入場券を売るのは大変。社員一人ひとりに真心がなければ、お客様のご理解、ご協力は得られません」と語る担当役員の宇野三花さん。福祉バス事業を通じて自然と培われた社員のボランティア精神が、チャリティー活動を支えています。

 最後に宇野さんは「今後も『支え合い』の精神のもと、少しでも多く、チャリティーの収益で地域に貢献していきたい。」と語ってくれました。来年の開催が楽しみです。

※今年4~6月までに、チャリティー関東寄席様をはじめとして、以下の企業・団体からご寄付をいただきました。ありがとうございます。

 
場内は、笑いに包まれ大盛況!

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③地域の笑顔が原動力に!

―武州ガス株式会社の社会活動―

 JR川越線と西武新宿線の線路の間で、ガスタンクが一際目立つ武州ガス株式会社。「地域社会に貢献する」を会社の基本精神とする同社は、地域の人々にもやさしい活動に取り組んでいます。
今回は、総務企画部企画グループの大久保忠夫さん、佐藤宏一さん、嶋田友則さんにお話を伺いました。

 事業区域が限定されているため、「地域に密着した活動が大切」とする同社では、多くの社員が積極的に社会活動に参加しています。

 食育が注目され始めた3年前、ガス会社として何か出来ることはないかと発案されたのが、事業区域の小学生を対象とした「子どもエコクラブ」です。最近では、IHクッキングヒーター使用の家庭もあるので子どもの頃から炎の文化、コンロやガスの大切さを感じてもらいたいと考え、毎年ガスの勉強やコンロを使った料理体験、環境にやさしい工場見学を行っています。「子どもたちから『ありがとう』と言われ、明るい表情を見ると、やって良かった、また来年もやろうと思う」佐藤さんと嶋田さんは口を揃えます。

 「地域に密着し、支えられている企業として社員の顔が見える会社であることが大切。エコクラブを通して子どもたちにも企業やガスのことを理解してもらい、信頼される企業でありたい。」と大久保さん。これからも地域の人々のために、同社の社会活動は続いていきます。 


ガスを使ってパスタ作りに挑戦しました。

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②障害があるからこそ~障害も会社の戦力~ 

-オーダーメイドの福祉車両製作・株式会社ニッシン自動車工業-

 駐車場に並ぶ障害者用に改造された鮮やかな赤のハイブリッドカー。

 埼玉県北東部にある大利根町の工業団地「豊野台テクノタウン」にある株式会社ニッシン自動車工業では徹底したオーダーメイドで福祉車両を製作しています。

 ニッシン自動車工業代表取締役社長の亀田藤雄さんは、事故で車椅子生活を余儀なくされたことをきっかけに、身障者用自動車運転装置の開発に取り組み、現在では全国シェアの50%を占め、海外拠点を持つまでに同社を発展させました。また、仕事以外にも、小中学校の福祉教育のための講演協力や会社見学の受け入れに積極的で、地元では「元気のある企業」と評判です。

 同社では社員50人のうち障害を持った方が15人働いていますが、「障害に関係なく社員は会社の戦力。」と語る亀田さん。「障害を持つ社員が、何が一番良いかをお客様と一緒に考えるうちに車のことだけでなく病院、体調管理、住宅改修、補助金情報など、彼らだからこそのアドバイスをするような関係になります。」

 社員の皆さんは、運転できるというお客様の感動と自分たちの喜びを重ねあわせながら、部品一本からニーズに寄り添うことで新たな商品開発に結び付け、世界に一台しかない車を世に送り出し続けています。

福祉車両総合メーカー 

株式会社ニッシン自動車工業

TEL 0480(72)7221    URL http://www.nissin-apd.co.jp/

    
アクセル・ブレーキの役割を果たす手動運転装置の一部(手前)を製作中。
手先の細やかさが求められる仕事です。

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①地域に役立ち続ける使命

-あいおい損害保険会社 埼玉本部(埼玉ⅠOⅠ(あいおい)倶楽部)が進める地域貢献活動-

 あいおい損害保険会社埼玉本部(以下、埼玉本部)では、社員や代理店などで作る埼玉ⅠOⅠ(あいおい)倶楽部(以下、倶楽部)のメンバーによる県行政や県警などに協力した地域貢献活動が活発です。

 2年ほど前に埼玉県、埼玉県警と締結した「防犯のまちづくりに関する協定」に基づく地域防犯の推進や、埼玉新聞社が推進する環境保護活動などに会社を挙げて積極的に協力するようになりました。

 埼玉本部執行役員の早川佳明さんは「地域貢献活動は続けることが大切で、必要なのは、達成感・満足感などを得ることですが、個々人の活動では難しいので会社が活動の場や動機や達成感を提供する必要を感じまして、県行政などが進める活動に積極的に協力していくベクトルチェンジを図ったのです。」と振り返ります。

 「企業はこれからも地域から近くに感じてもらえる活動を続けて、地域に役立ち続ける使命を負っている」と言う早川さんは今後の活動への期待とエネルギーがあふれていました。 

 埼玉ⅠOⅠ倶楽部が実践する地域貢献活動の例

  「ドングリから育てる1万本の植樹運動」

  「子ども110番の車」による地域防犯推進活動

  「あいおいECOチャレンジ運動」

 ドングリ採ったどー!

あいおい損保の社会貢献活動はまだまだたくさんあります。

詳しくはHP

埼玉県社協HPでも掲載中 こちら

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このページに関するお問い合わせは

埼玉県社会福祉協議会 地域福祉部 地域活動支援課

TEL:048-822-1435 FAX:048-822-1449

 

県民の皆様へ

福祉施設における実践

社会福祉施設における取組や利用者サービスの実際について、ご紹介します。

★障害者施設でのひょんな出会いがアート作品を生んだ
~デイセンターウイズ~

 「とぼけた顔のキャラクターと、絶妙なフレーズの組み合わせ」がクスッと笑ってしまうアート作品。これらは、施設職員が利用者に長年寄り添ってきた中での発見とプロデュースにより生み出されました。 嵐山町にある障害者施設デイセンターウイズ(多機能型事業所)で出会 った3人(利用者のケンジさんとカズヒサさん、職員の石平さん)は、ユニット「マスカラ・コントラ・マスカラ」として、制作活動の場を広げようとしています。
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 始まりは、日々の活動の中で、ケンジさんが個性的な表情の人物を描けることを石平さんが発見したことでした。その後、カズヒサさんがユニークな書体で字が書けることを発見した石平さんは、その書体で電話帳などで見つけた味のあるフレーズを書いてもらい、ケンジさんの絵と組み合わせることを思いつきます。こうして生まれたのが、このシュールな世界観をもつ作品です。
 
コツコツと生み出された作品は、この2年間で約150点にも上りました。これらは施設内展示にとどまらず、昨年度は埼玉県の支援を得て、デザイナーの方にも協力をいただきTシャツや缶バッジなどのグッズを作り販売しました。
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しかし、「今でも本当に悩みながらなんです」と石平さんは話します。障害の特性もあり積極的に自分の気持ちを表現しない彼らに対し、「2人の本心はどうなのだろう。支援者としての自己実現を彼らに押し付けてはいないか。自己満足に過ぎないのではないか」と、常に不安と葛藤があるとのこと。それでも活動を進めているのは、作品がいろいろな人の目に触れ、アート作品として評価され、さらにグッズを購入してもらうことで彼らの自立生活の道につなげたいとの思いから。
 理事長の内田富士夫さんは、そうした不安や葛藤と常に向き合っている石平さんだからこそ「思い切りやりたいようにやってみればいい」とその活動を応援しています。「しっかりプロデュースし、形にするのが自分のするべきこと」と話す石平さんの静かな語り口に、障害者に対する熱い思いが込められています。

 

 
★働く保護者をサポートします
~ころぽっくる保育園~

 多くの保育園では病中病後の子どもは預かってもらえませんが、子育て家庭を支援する取り組みの一つとして、「病後児保育」という制度があります。病後児保育では、病気などの回復期にありしばらく安静が必要な子どもを預かります。

 子どもが病気…、もう一日様子を見たい… 、でも仕事が休めない…。働く保護者にとって子どもの病気は、仕事と育児を両立していく上で一番大きな問題です。
 
ころぽっくる保育園は平成20年4月に開設され、同年10月より病後児保育のための保育室「たんぽぽ」を始めました。対象児童は生後7ヵ月から小学校3年生までで、定員は1日4名です。保育士1名に加え看護師も1名いるので安心して預けられます。
 
当初、利用者は月に1~2件程だったと園長の片山孝美さんは話します。「病後児保育を行っていることが周知されていなかったこと、在園児以外は利用できないと思っていた保護者が多かったのでしょう。今では利用児童も増え、在園児以外の子どもの利用が多く、市外からの保護者も利用されています」。
 子どもたちは、絵本やビデオを観たり持ってきたお気に入りのおもちゃで静かに一日を過ごしています。「どうしても休めない日や、預ける環境がない保護者からは、預かってもらい本当に助かりました、という声をいただきます」と片山さん。本来なら、子どもが病気の時には休める環境が整っていることが必要なのかもしれませんが、現状では休めない保護者が多い中、働く保護者をサポートするこの分野の充実が望まれます。

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正門とは別の病後児保育室用の入口を入ると落ち着いて過ごせる環境が用意されています。   byougojihoiku1.JPG

 

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