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福祉の図書・ビデオの貸出と販売ご案内

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利用案内

利用時間

午前9時~午後5時

休館日

毎週月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)、毎月第一日曜日、年末年始

センター内では

図書・映像資料等は自由に閲覧いただけます。
○ 飲食・喫煙はご遠慮ください。
○ 携帯電話はマナーモードの設定をお願いします。

貸 出

利用できる方は、埼玉県内在住・在勤の方です。
貸出期間:貸出日から15日間
貸出数:1人5点まで
貸出手続:「図書カード(※)」を提示して貸出登録を受けてください。
(※初めてご利用の方には「図書カード」を発行します。本人確認のため、住所・氏名が確認できるもの(免許証・健康保険証・学生証等)をお持ちください。申込書に記載された個人情報については、図書貸出に関する管理以外の目的では一切使用いたしません。)

郵送による貸出については、受付カウンターにご相談ください。
なお、送料は御負担いただきます。

返 却

次に利用される方のためにも、返却期間(貸出日から15日間)をお守りください。
○ 返却図書等は、受付カウンターにお持ちいただくか、センター入口の「返却ポスト」へお願いします。
(毎月第一日曜日と年末年始は、建物内への立ち入りが出来ませんので、ポストも御利用いただけません。)
○ VHS・DVDの映像資料は、破損等をさけるため、受付カウンターに直接御返却をお願いします。やむを得ず、ポスト等を御利用になる場合は、ケースの中にきちんと納まっているか確認いただくなど、保全の御協力をお願いします。
遠隔地等の理由により、返却のためにセンターへお越しになれない方は、下記の方法を職員が説明いたしますので、事前に受付カウンターへご相談ください。
県内公立図書館の窓口に返却する図書を持ち込む方法
 (
「返却中継の手続き」を参照ください。)
☆ 郵送で返却(送料は利用者負担)する方法

相互貸借

探している図書が、センターに無い場合、埼玉県内等で所蔵している図書館を探し出し、借り受けて利用者の方に提供する「相互貸借(そうごたいしゃく)」という制度があります。→説明:県立図書館HP
なお、CD、ビデオ等の視聴覚資料については、現在、相互貸借の対象外です。
○ 反対に、地元の公立図書館に無い資料を、福祉情報センターが所蔵している場合、センターから図書館に送り、借りることもできます。その場合は地元の図書館窓口にお申し出ください。
詳しくは受付カウンターにお尋ねください。

予 約

○ 図書等の予約をする場合は、いつ来館くださるかお知らせください。お取り置きは最長2週間とさせていただきます。
ただし、現在貸出中の図書を予約する場合は、図書が返却された時に本会から御連絡をいたします。
○ 予約日を1日過ぎても連絡がない場合はキャンセルとさせていただきますので、予めご了承ください。

紛失・破損

貸出図書等を紛失・破損された場合は現物弁償をお願いしています。紛失・破損の際は、まず、カウンターにご相談ください。
なお、VHS・DVDの映像資料は、破損等をさけるため、原則として、受付カウンターに直接御返却をお願いします。

問合せ

図書の貸し出し・返却等のお問い合わせ
1階図書受付カウンター直通
 TEL:048-831-4123  FAX:048-822-1426

その他福祉の図書ページに関するお問い合わせ
3階企画・財務課 TEL:048-822-1191

県民の皆様へ

図書検索の使い方

検索は、キーワードを入れるだけでも検索できます

●分類番号検索
 分類番号で検索します。 分類番号については

こちら


  
   例)ビデオ・DVDのシリーズもので探したい場合 
    →分類番号900のため、次のように入力する。
     分類番号検索   9▼    0▼

●区分
「全てから」を選択すると 「図書」「ビデオ・DVD」の両方を検索。
「図書」「ビデオ・DVD」のどちらかを選択すると絞り込みます。

●書名検索
 書名を全文一致で検索します。

●著者名検索
 著者名を全文一致で検索します。

●キーワードで検索
キーワードを入力して検索します。
 キーワードが複数ある場合はスペースを入れてください。
    例) 福祉 高齢者 在宅

●検索条件
 検索条件を選択できます。
 「大文字小文字を区別」「区別しない」「全角半角も区別しない」
 から選択できます。

●表示件数
 検索結果を一度に何件表示するのかを選択します。
 「10件」「20件」「30件」「40件」「50件」
 から選択できます。

このページに関するお問い合わせは

埼玉県社会福祉協議会 企画・財務課
TEL:048-822-1191 FAX:048-822-3078

県民の皆様へ

新着図書情報

新たに福祉情報センターに配架した図書等です。

【図書】

新着図書資料(PDFデータ)≫←こちらをクリック!

  【資料】各団体の調査・報告書等資料も貸し出しています。
  配架した資料には、災害時の要援護者へ支援の内容などもあります。

 

【映像資料】

新着映像資料(PDFデータ)≫←こちらをクリック!

新着映像資料詳細2016.12(PDFデータ≫←こちらをクリック!new.JPGのサムネイル画像

 【映像資料DVD】 施設・事業所における従事者研修のための映像資料をたくさん揃えています。

                    

【雑誌バックナンバー】
雑誌は、『ケアマネジャー』『月刊福祉』『保育の友』『生活と福祉』ほか、バックナンバーの貸出をしています。
ぜひ一度、福祉情報センターに足をお運びください。

県民の皆様へ

福祉ブックレビュー

福祉の図書についてご紹介します(新しいレビューはNewです)。
業務にお役立ていただけるよう、また、心豊かな時間を過ごすお手伝いとして、参考にご覧ください。
(紹介する本等は、福祉情報センターで貸出しています。)

経営・運営
福祉一般 
 New 
介護・ケア  New   

福祉教育 
    
児童分野・保育   

  
【経営・運営】


◇「働く君に贈る25の言葉」  佐々木 常夫著review-kiminiokuru25kotoba.jpg
出版:WAVE出版(2010/11)
ISBN:978-4872905007
レビュー:
 生活をしていくためには、働かなくてはならないが、働くということは、どういうことだろうか。人間関係、長引く不況、家庭との両立…働いていると悩みはつきない。そんな働く人たちの悩みや迷いを軽くしてくれる言葉が散りばめられている一冊である。
 著者は、病気で看病が必要な妻、自閉症の長男を抱え、家庭では家事や育児をこなす一方、ビジネスマンとしても第一線で活躍してきた。著者の経験から、自分の人生を歩んで行く上で大切なこととはなにかを語りかけている。
 「自分を磨くために働く」「とことん自分を大切にしなさい」など職種や分野を問わず、誰もが感銘を受け、心が温かくなる言葉がぎっしりつまっている。(M・H)

 

  

◇「福祉のプロにおくる職場の難問解決Q&A
これがあなたを危機から救うとっておきの秘策だ!」久田則夫著review-syokubanonanmonkaiketu.jpg
出版:中央法規(2010/10)
ISBN 978-4-8058-3359-9
レビュー:
 利用者が好き!仕事が好き!!・・だけど、職場のことで悩んでいる・・・そんなあなたに、そっとお渡ししたい1冊です。
 
著者の久田先生のモットーは「現場とともに歩む」。研究で得た知見を現場に還元する活動に力を入れていらっしゃるので、先生の言葉には強いリーダーシップが感じられ、「自分を更に高めたい!」と感化される人も多いと思います。本書は、そんな先生と福祉職の方とのやりとりが一冊になった本です。

 この本の良いところは、気になる相談事例から読み始めることができるところ。各事例は、リアリティに富んで臨場感あふれる相談内容になっているので、「これって、うちの職場のことじゃないか!」と感じるぐらい、直面している問題と同じような事例が36ケース載っています。
 
私はモヤモヤした気持ちを抱えたまま家に帰らないように、帰宅時の電車の中で読んでいます。(E・O)

  

 

◇「奇跡の災害ボランティア『石巻モデル』」中原一歩著review-isinomakimoderu.jpg
出版:朝日新聞出版(2011/10)
ISBN: 978-4022734228
レビュー:
 東日本大震災では、善意と熱意をもった多くのボランティアが被災地に
集まったが、被災地で受け止めることができなければ、せっかくの熱意も
機能することはできない。
 
 本書は、災害ボランティア活動の成功例と評された宮城県石巻市の
仕組みを、「石巻モデル」と証して紹介している。
 登場人物は 、行政、社協、地域住民、大学、NGO等多岐にわたり、
それぞれが自らの役割を考え、的確に分担を行い、ボランティアが機能
するよう臨機応変な対応を継続して行ってきた。
 例えば、個人ボランティアの受け入れ、調整は市社協ボランティアセン
ターが、団体ボランティアの受け入れやスキルに応じた分科会への配属、調整は、経験に長けたNGOや地域住民による協議会で行い、多くの熱意を受け入れることができた。
 
 本書を読むと、ボランティアを受け止めることは災害復旧の速度にもつながると考えられる。災害がいつどこでおそってくるかわからず、どの地域もボランティアを受け入れる立場になり得る以上、成功例と証される本書を一読しておきたい。読み終わった後には、人や組織が結集した際のパワーを改めて感じることができる。(T・K)

 

 

◇「図説ケアチーム」 野中 猛著
出版:中央法規出版(2007/11)review-carechi-mu.jpg
ISBN:978-4805829479
 レビュー: 
  チームワークという言葉を知らない人はいないが、チームワークについて学んだという人はあまりいないだろう。ほとんどの対人サービスは、チームワークで成り立っていてチームワークで提供しているの に、チームワークの教育は一般的には受けてはいないのだ。
本書のなかに「個人の力を合わせると、大きな力になるという仮説は誤りである。」とある。そう、チームワークはそんなに単純なものではない。そのうえ、筆者が書いている通り、チームワークのための努力は報酬に反映されていないものである。

  この本は図説で構成され、見開きで一項目がまとめられていてわかりやすい。例えば、共同・共働・協同・協働といった言葉の関係が図で示され、解説されている。この医療保健福祉の領域で使われている用語の整理や理解をするにも役立つ本である。 「三人寄ると文殊の知恵になるか」「羊のリーダーに100匹のライオンと、ライオンのリーダーに100匹の羊のどちらが強いか」など、筆者の例えがとてもわかり易い。(K・N)

  

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【福祉一般】

 


◇「希望の地図」 重松 清著  
出版:幻冬舎(2012/3)review-kibounochizu.jpg
ISBN:9784344021488
レビュー:
  著者は、今テレビ放映されているドラマ「とんび」の原作者。東日本大震災の被災地やボランティアの現場を訪れた実話をもとに構成され、東日本大震災から1年後の2012年3月11日に発行されています。

  受験に失敗して引きこもりとなった中学生と、重松氏の投影であるフリーのルポライター二人が、東京から被災地とそこにかかわる方々を取材して、様々な人と思いに出会う。その中で少年自身も少しずつ自分自身の復興を始めていく・・・といった内容。登場する人の行動や思いにいちいち「うるうる」きます。本当の活動が書いてあるから、またいいのです。

 この本からは色々なことを教えてもらったのですが、ひとつは「夢」と「希望」の違いを教えてもらいました。 違いは何かって?・・・ぜひ読んでみてください。(T・S)

 

 

 

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◇「北斗―ある殺人者の回心―」 石田衣良著 New
出版:集英社(2012/12)
ISBN:978-4087714647

レビュー:
 北斗は小さい頃から親の虐待により辛い子供時代を過ごし、何を信じて生きていったらいいのか行き詰った生活の連続だった。やっと出会った里親の愛情により幸せになりかけたある日、里親が病気になり、必死の看病も空しく、亡くなる。そこから信じられないことが起こり、殺人を犯してしまい、これからどうなってしまうのか、北斗の気持ちの変化を重く深く考えながら読む一冊。(I・K)
  

 

 

◇「生活保護200万人時代の処方箋~埼玉県の挑戦~」review-seikatuhogo.jpg
埼玉県アスポート編集委員会/編
出版:ぎょうせい(2012/8)
ISBN:978-4324095188
レビュー:
 風邪にはカゼ薬、痛みにはロキソニン、生活保護受給者が生活保護を脱却するには… はたしてどんな薬が処方されるのか。その視点で読んでみると本書の筋と少し異なってしまうかもしれない。
 
そもそも生活保護は、「健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長すること」が目的とされている。自立を助長するために「教育・就労・住居」の支援を行政と民間が一体となって取り組んでいるのが埼玉県だ。
 本書は、埼玉県の事例を発信するだけでなく、本書を通じて、生活保護受給者が抱えている課題やその支援を具体的に紹介している。
その中で、改めて、相談支援の上で、大切なことを確認することができた本であった。
 
果たして、いち相談支援者として「私には何ができるであろうか」・・・一句「処方箋、寄り添い傾聴で、自立支援」
(Y・T)

 

 


◇「人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方」渋谷 昌三著 review-hitowokidutukeru.jpg
出版:ワック(2007/2)
ISBN:978-4898315606
レビュー: 
 コミュニケーション力が大事だというけれど、相手がどう感じるかを意識して話をしている人はどれくらいいるだろうか。
 著者によると、ほとんどの人は「話し方」に問題を抱えており、ただそれに気づいていないだけだという。本書では“「すいません」よりも「ありがとう」でいこう”“便利な言葉「がんばれ!」が人を苦しめる”などコミュニケーションの基本とも言えることが述べられている。どれも当たり前のことに思えるが、その当たり前がなかなかできないのだと改めて気づかされる。
 人を相手に仕事をしている人、チームで仕事をしている人には、コミュニケーションの基本に立ち返るきっかけとしてオススメしたい。(Y・Y)

 

 

 
◇「無縁社会~“無縁死”三万二千人の衝撃」review-muensyakai.jpg
NHK「無縁社会プロジェクト」取材班編著出版:文藝春秋(2010/11)
ISBN:978-4163733807
レビュー:
 本書は、NHKでテレビ放映された内容が大反響を呼び、再構成し単行本化されたもので、死亡した身元不明者のこれまで生きてきた人生の軌跡の取材、そして社会から離れて孤独に生きる人々の現状の記録である。
 病気を機に退職、離婚、そして一人きりに。迷惑をかけたくないという思いから誰にも頼らずに生きた末、一週間以上も気づかれずに亡くなっていた…。こうした遺体の数は全国で三万二千人という多さに正直驚いた。これは氷山の一角だと思うが、家族の希薄さ(親族の死、生涯未婚の急増)、雇用の悪化(リストラ、非正規化)、地域のつながりの希薄化(知らない隣家)といった、やりきれない現実を知ることができる。

 一人暮らしの高齢者などの孤独死(孤立死)という痛ましいニュースが相次いでいるが、本書を読むと、改めて人と人とのつながりの大切さや、孤立を防ぎ、希望の持てる社会に何とかしなければ!と思うはず。(S・O)

 

 

  

◇「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」New
金子哲夫著2014.5 kaneko.jpg
出版:小学館(2012/11)

ISBN:978-4093965200


レビュー:
 売れっ子ジャーナリストが絶望的な病気を告知され、本人が亡くなるまでの手記。主人公の性格によるのか、死ぬまでの準備をすべて自分の意思で計画的に行い、彼にとって悔いのない人生を太く短く送った証を書いたダイアリー。人生の終わりは誰にも来るが、それが来た時どう考え、生きるかを考えさせられた一冊。(I・K)

  

 

 

◇「12人の成年後見人review-12ninnokoukennin.jpg
  
たった一つの人生に捧げる後見物語」
成年後見センター・リーガルサポート編著
出版:日本加除出版(2008年/2月)
ISBN:978-4-8178-1342-8
レビュー:
 この本は、社団法人成年後見センター・リーガルサポート所属の12人の司法書士が自らの実務経験をもとに書き上げた12の物語です。
 成年後見制度は、判断力が低下した方を守る制度で、12の物語は、将来的に後見人になってもらうのかという悩みや、家庭裁判所や行政職員など支援をする人々と信頼関係を築いていく過程など、被後見人(本人)を取りまく様々なドラマがあります。

 物語を通して成年後見制度の仕組みや実務の現場を知ることができますので、制度を知らない方も、是非ご一読いただけるとよい本です。(A・T)

 

 

 

◇ 「生前整理~人生の衣替え~」古堅 純子著review-seizenseiri.jpg
出版:宝島社(2011/12)
ISBN978‐4796687218
レビュー:
 
最近「終活」という言葉を聞く。人生の終わりに向けて積極
的に準備を進める活動のことを指すが、似たような言葉として
「生前整理」というものもある。こちらは自分の死後の整理を
生きているうち(生前)に自分で整理することを指す。
本来は、相続問題も含めた身辺整理のことを指す言葉だ。 

  この本は、その生前整理を狭義の意味として捉え、生前に行う
モノの整理に絞って書かれている。単に整理整頓をする、とい
うことではなく、整理収納(ただモノを収納するだけでなく本当に必要なモノを見極め、暮らしに合った量に減らす等)を行うことで、自然と心も整理され老後の生活が充実し、更に輝いたものになる、ということが分かりやすく書かれている。

 ホームヘルパー、介護支援専門員などの福祉従事者や、そろそろ“人生の節目”を迎え第2の人生をスタートされる方々等に特に読んでいただきたい一冊である。(MI

  




◇「これからの「正義」の話をしよう ―いまを生き延びるための哲学」review-seiginohanasi.jpg
マイケル・サンデル著
出版:早川書房(2010/5
ISBN: 978-4152091314  
レビュー:
  
「正義」ってウルトラマンやアンパンマンに関係するものかと思っていましたが・・・。
  
この本の中は、「災害が起きた時の便乗値上げをどう思うか」「銀行が破綻した時に政府が救済するのは正しいことか」など、身近に起こりそうな(実際起こっている)ことや「1人を殺すか5人を殺すか」「犯罪者となった兄弟をかくまうか警察に届けるか」など究極の選択を迫られるたくさんの例で進んでいきます。
  生きている限り、誰もがいつかは経験するだろう選択を迫られる時に、何が「正義」なのかを判断するための参考書のような本です。カントやアリストテレス(聞いたことはあるけれど遠い世界の人)が考えたらこう思うんじゃないかな、と提示してくれたり、かと思えば、ビル・ゲイツやマイケル・ジョーダンの話を例に挙げていて、いろいろな「正義」を教えてくれます。

 テレビで見る白熱教室(NHK)のサンデル氏は自身の意見を言わないように見えますが、本書ではサンデル氏の考えに触れることができます。(M・K

 

 

 

 

DVD「自分らしい明日のために-早見優が案内する成年後見制度」review-hayamiyudvd.jpg
財団法人民事法務協会製作(200911
時間30
レビュー:
 
住み慣れたところで、自分らしい生活を続けていきたい。
 これは誰もが願っていることですが、頼る家族がいなかったらどうなるのでしょうか。もし、認知症になったら、不動産や預貯金の管理、福祉サービスを選んで契約するなど、判断したりや手続きをすることは難しく、一体自分の生活はどうなるのでしょう。悪質商法などで不利益な契約を結んでしまうなどということは新聞・ニュースでも聞く話です。

 
そこで、病気・障害等によって判断能力の低下した方の権利を守るため、法律的に支援するしくみが成年後見制度です。このDVDは、タレントの早見優さんがナビゲーターとなり、ドラマ仕立ての2つの事例をもとに、制度の仕組みや後見人の仕事についてわかりやすく解説しています。制度の利用を考えている方のほか、超高齢社会に対応するセーフティネットとして、福祉関係者の方の学習教材としても活用いただけます。(KK

 

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【介護・ケア】

 

◇「愛する人が痴呆と呼ばれて」 2014.5 aisuruhitoga.jpgNew
出版:ミネルヴァ書房(1996/9)
ISBN:978-4623036982

 レビュー:
  25編の痴呆性老人介護手記で構成された本書。
様々な家族がそれぞれの環境で痴呆症(現在でいう認知症)という病と出会った時、介護にあたる者がその状況をどう乗り越えていったのか、そのために何が必要だったのかが、実際の介護体験をもとに語られている。

当時は痴呆症(認知症)に対する理解が今より乏しく、介護施設の数は更なる充実が叫ばれる現在よりも大幅に少なかった。この手記の介護者たちは、過酷な環境の中、切なさや辛さ、さらには憎しみに似た感情を乗り越え、それを愛情に変えて必死に介護をしたことがひしひしと伝わってくる。加えて、地域社会の協力、公的施設の利用方法など、痴呆性老人介護の問題点が様々な角度から見えてくる一冊。(M・T)


 

◇『「平穏死」という選択』 石飛 幸三著  review-heionsi.jpg
出版:幻冬舎ルネッサンス(2012/9)
ISBN978-4779060663
レビュー:
 
「自然死」や「尊厳死」とは異なる「平穏死」。人が人として持ち得た機能を十分に発揮した後にいずれ衰えていく時、本人、家族だけでなく、医療や福祉従事者等がその衰えを受け入れることが出来るだろうか。

 この本では、認知症などにより自分の意思の表出が出来なくなった高齢者が、咀しゃく力の衰えに伴う誤嚥性肺炎を起こす危険性が出てくると「胃ろう」を増設することに、やむなくとも積極的な医師が多くいることについて課題提起されています。医師として、適切な治療をせずに亡くなった場合「保護責任者遺棄致死罪」に当たることを危惧し、「法律に触れる可能性があるから、胃ろうを増設する」ということが現実にあるそうです。「元気になるために行う治療」とは対極にある考えで、医師である著者だからこそ書ける内容と感じました。

 また、特養での看取りに対する取り組みを進めた結果、施設職員の定着が進んだことも、人材確保と定着が社会的な課題となっているなか、とても注目すべき点で読み応えのある本です。(Y・M)

 

 

 
◇「私が壊れる瞬間~アルツハイマー病患者の手記review-watasigakowareru.jpg
ダイアナ・フリール・マクゴーウィン著 中村 洋子翻訳
出版:ディーエイチシー(1993/10
ISBN978-4887240032
レビュー:
 
著者は40代で発症し、55歳で正式にアルツハイマー病と診断された。徐々に悪化していく不安を抱えながらも、自分の人生を取り戻そうと苦闘する日々を自ら手記にしている。
 
何度も通っている道を迷ってしまった時の戸惑い。病院で質問された事項にほとんど答えられない苛立ち。アルツハイマー病と診断された時の絶望感。仕事を辞めざるを得ない心の葛藤。家族や友人に真実を伝えなくてはならない羞恥心。確実に記憶が失われていく恐怖と孤独感。そのときどきの著者の感情が赤裸々に綴られている。

  しかし著者はあきらめずに、同じ病気とたたかう地域の人達の為にアルツハイマー協会を作って活動を始める。希望を失わずに強く生きていこうとする姿はアルツハイマー病と診断された患者の慰めになっている。また、著者の体験からケアに当たる人たちが患者にどう接してもらいたいか語りかけるところは介護に携わるかたにもおすすめしたい1冊である。(SK

  

   

 

◇「日々コウジ中」 柴本 礼著
主婦の友社(2010/9)
review-hibikoujichu.jpgISBN:978-407272253-4
レビュー:
 
家族や自分が高次脳機能障害になったら・・・と考えたことがある人はいるだろうか?この本は「高次脳機能障害の夫と暮らす日常コミック」というサブタイトルのとおり、突然高次脳機能障害になってしまった夫の生活を中心に、家族や周囲の人々の様子が描かれている。

 
高次脳機能障害は外見からは判断できないがゆえに周囲のサポートが非常に重要な病気で、家族であっても試行錯誤をしながら障害を持つ人を支えなければならない「つらさ」「苦しさ」「葛藤」がユーモラスに描かれている。
 
また、障害を持つ人がぶつかる「壁」である経済的な問題や人間関係などについても困ったことや工夫など著者の実体験がうかがえる。著者はインターネット上で日記を公開しており、高次脳機能障害に関連する情報が日々書かれているので、そちらも合わせて見てみると高次脳機能障害を持つ人の生活や関連する情報が分かる。高次脳機能障害を難しいこと抜きにして知りたい方、高次脳機能障害の方の生活を知りたい方におすすめしたい1冊だ。(K・T)

 

 

 
◇「認知症の人の心を感じて」
SPSDによる認知症を抱える家族を支える研修DVD review-spsd.jpgのサムネール画像
特定非営利活動法人アビリティクラブたすけあい著
永田久美子・認知症介護研究・研修東京センター監修
レビュー:
 SPSD は「Simulated Person with Senile Dementia」の頭文字で、認知症の人を演じるプロを通して、認知症の人の理解をする研修教材である。さて、なぜこのDVDを紹介するか。

 まず、研修技法としてロールプレイを知っている人は多いと思うが、ロールプレイを真剣に行ってみると各自の中に気づきが多いものだ。人前で観察されるのは気恥ずかしいが、客観的に見て指摘をしてもらえるのは有難いと前向きに考えよう。

 しかし、いくらロールプレイが良いとしても、認知症の人を演じるのは簡単には出来ないから認知症ケア研修として自分達で組み立てるのは難しい。
 そこで、このDVDなどを活用してもらいたい。設定場面は難しくないが、適切な関わりが描かれているわけではないので、みんなでケアについて話し合うことが出来る。在宅介護者への研修や、ケアする方の理解のために研修担当者におすすめする。(K・N)

 

 

 

◇『1本の手すりから~「在宅介護」を支える人と用具の物語』 review-iponnotesuri.jpgのサムネール画像金沢善智著
出版:祥伝社(2011/9)
ISBN:978-4396620813
レビュー:
  この本は、理学療法士でもある著者が出会った利用者・福祉事業従事者との数々の感動体験をもとに語られている。利用者の身体の不自由さに負けることなく人生を前進する強い姿や、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員の自立した生活を利用者に送ってもらうために知恵をしぼって奮闘する姿が伝わってくる。
  専門家の知恵や、家族や友人の明るくあたたかい支えの上に、更に福祉用具を適切に用いることで自立した活動的な楽しい生活を送ることができるヒントが、たくさんつまっている。「在宅介護はまだまだ先」と思われている方にも、介護保険で利用できるサービスや福祉施設、高齢者がかかりやすい病気、福祉用具の説明等がわかりやすく紹介されているおすすめの一冊だ。(M・I)

 

 

 

「伝える力」髙室成幸著
出版:筒井書房(20105review-tutaeruchikara.jpg
ISBN
978-4887206113
レビュー:
 
池上彰氏の同名本と見間違えた方もいるかもしれないが、こちらも是非読んでほしい本である。「私の仕事は現場だから、講師ではないし関係ない」と思わないでほしい。
 筆者によれば、福祉の職場で「伝え方」に悩む職員は少なくないそうだ。利用者・家族・職場内・地域集会…その場その方に合った伝え方・コミュニケーションがあるはずで、本書を読むと、福祉職としての専門知識と、それを的確に「伝える力」は別の能力と感じる。

本書は、「伝える力」を「基礎体力」「テーマ別」「組立」「対象者別」など、細分化して解説している。例えば、「テーマ別」ならば「情報」「知識」「技能・手法」「考え方・姿勢」とさらに分かれて各々の伝え方を解説している。こう言うとマニュアル本を想像するかも知れないが、図やイラストが多様に入り、目でも理解しやすい構成である。

 最後の「自信をもって伝えるための『7カ条』」は、特に身につけたいと思う極意だ。(A.Y)

 

  

  

◇「高次脳機能障害 どのように対応するのか」橋本圭司著review-kojinokinosyogai.jpgのサムネール画像
出版:PHP研究所(
2006/12)ISBN: 978-4569658407
レビュー:
 「高次脳機能障害」と聞いてどのようなイメージを持たれるだ
ろうか。「突然怒りだす」「性格が変わったように周囲が感じる」
「記憶障害が生じる」…。 この障害は外見からは分かりにくい
ことから、医療や福祉の従事者にも十分な理解が進んでいない状
況がある。

 本書では、医学的見解やリハビリテーションの実際、社会復帰
後の地域生活まで、いくつかの症例を交えてわかりやすく解説され、読みやすい内容になっている。また、当事者や家族、周りの
支援者への前向きなメッセージがちりばめられており、高次脳機
能障害の基礎を理解するのに良い一冊である。(NH

 

  

 



◇「ケアマネジャー必須書類の書き方 完璧マニュアル」cm kanpekimanyuaru.jpg
監修者:長谷憲明  編著者:土屋典子・小山朝子
出版:ひかりのくに(2009/11改訂初版)
ISBN:978-564-43092-3
レビュー:
 “完璧マニュアル”という大きな見出しのタイトルに心強さを感じ、手に取る方は多いかもしれない。
 開いてみると、中は介護支援専門員が業務として書かなければいけない様式(シート)が、見開きで1様式ずつ載っていて実例が書かれている。これらのシートは、介護支援専門員ではなくても、介護保険事業の現場で働いている方は見たことがあるシートだろう。 
 しかし、書かなければいけない時になって実際にどのようなポイントに留意するか、また、どのように記載してあれば連携する他の援助者に情報がきちんと伝わるか、記載の仕方に悩むことは多いのではないか。
 
 この本は、介護支援専門員になったばかりの1年生さんや、介護支援専門員から説明を受ける立場の方々にとって参考になる図書だと感じた。(K.N)
 

 

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【福祉教育】 

 

◇「いまあなたにできる、50のこと ボランティア、最初の一歩の踏み出し方」
bookreview-imaanatanidekiru.jpg出版:WAVE出版(2006/7)
レビュー:
 みなさんはボランティアをしたことがありますか?学生の時はあるけど。今は仕事があるし。
 そんな方が多いですよね。「何かの役に立ちたい」そんな気持ちがあれば、最初の一歩を踏み出してみませんか?例えば今ポケットの中にある小銭です。

 7円でヒマラヤに1本の樹を植えることができます。20円で一人のストリートチルドレンが昼食をとることができます。100円でフィリピンでは一人の子供が一か月幼稚園に通うことができます。1000円では、2000円では、書き損じのハガキが、使い古しのランドセルが・・・・。こんなにも色々なことが、こんなにたくさんの人のためになる!この本はそんな、「いまあなたにできる50のこと」がわかる一冊です。

 わずかな最初の一歩が、「世界のために動くこと」つながっていくのです。一人ひとりができる時にできることを、それが国際貢献になるなんて素敵ですよね。(Y.M)

 

 

◇生徒たちの金メダル 河合純一著20131031bookreview.jpg
ひくまの出版(2001/8)
ISBN:4-89317-262-X

 レビュー:
「夢をもち、努力することの大切さを伝えたい」
静岡県舞阪中学校で教鞭を執る筆者は、全盲という障害をもちながらも、2000年秋にシドニーのパラリンピック日本選手団主将及びブラインド(視覚障害)の水泳アスリートとして出場。数々の困難を乗り越え、バルセロナ、アトランタに続いて見事に金メダルに輝いた。これは、「夢」を片時も諦めることのなかった一人の男の挑戦記である。

 「夢は一人で輝くものではない。みんなと一緒に「輝かせて」こそ、真の夢の実現の喜びがあるのだ」
夢を
追うのに、障害者だとか健常者だとか関係ない。そしてその夢は自分ひとりのものではなく、多くの人と共有することで、実現した時に一層輝きを放つのだ。暗闇の中、生徒たちの心を光の道標として金メダルに泳ぎ着いた筆者の姿にはそのような想いが詰まっているように感じざるを得ない。

 ――あなたは今、夢をもって生きているだろうか?
――大人になって、夢を追う勇気を、なくしてしまっていないだろうか?
もしあなたが、夢を追うことに疲れてしまっているならば・・・そんな人にこそ読んでほしい、珠玉の一冊。(A.S)

 

 

 

◇「あなたとわたし わたしとあなた~知的障害者からのメッセージ」 review-anatatowatasi.jpg
谷口奈保子 文 寺澤太郎 写真
出版:小学館(2012/1)
ISBN:9784097264606
レビュー:
 「わたしは障害者」とはじまるこの本は、障害者の日常を綴った写真集である。何の難しい説明もない。ページをめくると障害者が生き生きと働く姿が続く。それらは、たくさんの言葉でつないだ文章よりも雄弁だ。

 「守られるだけじゃなくて、だれかの役に立てるのはうれしい。」 「だれかから もらうお金と自分で働いてかせいだお金とはちがう。」 読み進めていくうちに、障害の有無に関わらず、一人の人間としての生きることの尊厳を問いかけていることに気づく。

 この本の最後は、「私は障害者、あなたは?」として終わる。難しい言葉抜きで、生きることの本質を訴える図書を子供たちと味わいたい。福祉教育担当者にもおすすめの1冊(J.O)

 

 

 

「きょうだい」review-kyoudai.jpg
白鳥めぐみ・諏訪智広・本間尚史共著 
中央法規出版(2011112刷)
ISBN9784805833742
レビュー:
 
兄弟と言えば、子供の頃、親や周りに対して「お兄ちゃんばっかり…」「妹は自分と扱いが違う…」なんて思った人は多いだろう。
 
しかし、この本で語られていることは、生まれた順や性別の違いという兄弟でよくある話ではない。兄弟に障害があるのだ。
 
 
幼い頃は兄弟の障害というものを意識しないで生活しているが、小学校に通うなど自分の社会環境がどんどん変わることで、次第に障害があるということを考え始めるようだ。兄弟に対して、「つい怒ってしまった」と小さな心で自分を責めたり、心待ちにしていたお出掛けを「我慢しよう」とあきらめたりする健気さに、こちらまで切ない気持ちになる。
 
だが、本人の家族を思いやる配慮や、周囲への思い、兄弟に注ぐ愛情の深さに、心が温まるし、ちょっと涙も出る。また、たくさんのエピソードで構成され、アドバイスも合わせて書かれているので、対応について学べる内容だ。
 
読後に離れて暮らす家族・兄弟を思い出した。(K・N)

 

  

 

◇「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」 辻信一 (監修) hachidori.jpg
出版:光文社 (2005/11/22)
ISBN: 978-4-334-97491-6
レビュー:
 森が燃えていました。ハチドリは小さなくちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。他の動物たちは「そんなことをして何になるんだ」と笑います。「私は、私にできることをしているだけ」とハチドリは答えました。 

 これは南アメリカの先住民に伝わる短いお話です。火事を消そうとしなかった他の動物たちは、何故笑ったのでしょうか?
 
この本は、著名人からのメッセージと環境のために誰でもできるプチアイディアを盛り込んだ構成になっています。地球温暖化など大きな環境問題に取り囲まれている昨今、私たちは無力に思えてしまいますが、私たちの住む地球のために私にもできることがある。できることは何か?地球を大事に思い、未来に希望を持ち、環境について考えてみようと問いかけてくる1冊です。
 
さて、森はその後どうなったのでしょうか? 物語の続きを描くのは私たちです。(R.Y

 

 

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 【児童分野・保育】

◇「保健室ものがたり」こんのひとみbookreview-hokensitumonogatari.jpg
出版:ポプラ社(2006/8)
ISBN:4591091902
レビュー

  忙しい日常の中で、私は子どもの気持ちを受け止められているだろうか?そんな問いかけを何度もくりかえしながら、読みすすめた。

  小学校や福祉施設を訪ねて出前ライブを行う筆者は、たくさんの子どもたちや養護教諭からの話を「保健室ものがたり」として一冊にまとめた。毎日夕食がスナック菓子のため、手づかみでしか食べられない女の子、毎日抱っこをせがむ女の子、家庭の事情で誰にも内緒で引っ越していく男の子・・・。
 
子どもは明るく元気が一番と、大人は思ってしまうけれど、本当は小さくて弱いものであり、大人の世界の不安やイライラを心にずっしりと溜め込んでしまうのかもしれない。

  「ねえ、ねえ、お母さん。」その呼びかけに、「あとでね。」と言わずに、その時しっかりと聞いて受け止めてあげることの繰り返しが、子どもの心の成長につながっていくのだと改めて気づかされる一冊である。(Y.M) 

 

 

◇殺さないで 児童虐待という犯罪20131106book-review.jpg
出版:中央法規(2002/9)
ISBN:4-8058-2253-8
レビュー:
 
実母とその内縁の夫から全身に暴力を受け続け、雪の降り積もった駐車場で、裸で写真を撮られ、二日後に亡くなった六歳の男の子。ぼろぼろの段ボールに囲まれたわずか1メートル四方の空間で3年6か月の生涯を閉じた女の子。
 本書は、衝撃的なタイトルの通り、読むことを躊躇うほどの児童虐待の現実と児童相談所等の公的機関の対応の不十分さや救おうと動いた関係機関など、虐待を取り巻く実態や取組について記されている。

  虐待を受けた子供たちはどんなことを思いながら、その短い生涯の最期を迎えたのだろうか。一人の親として、行き詰った時、不安になった時、助けてくれる人がいたことがどれだけ恵まれていたことだったのか改めて気付かされた。子育ては、母親だけがするものではない。そのことを知ってもらうためにも、支援者は勿論、一番身近な父親やお孫さんを持つ方たちに特に読んでもらいたい。(M・T)

 



◇「園長先生の子育て講座」
関 定夫著
review-enchousenseino.JPG(2009/11)
レビュー:
 
子どもを育てるということは、初めての体験の繰り返しで、どうして子どもは泣くのか、どうやって子どもを叱ればよいのか、特に初めての子育てをされる方は「悩み」も「不安」も多いだろう。 この本では、子どもの行動、問題を表面的に見て対応するのではなく、その奥にある原因を考え、根拠をもって解決していく方法が書かれている。
 
また、第2部では、「言葉づかい」「人間観とは」という項目もあり、子育ての有無に関係なく、今の自分自身を振り返ることができる。
 
本自体の構成も項目ごとに書かれていて読みやすく、子育ての方法、悩みを解決していくヒントとなる1冊になるのではないかと思う。これから子育てする方、子育て中の方、保育士の方たちに読んでいただきたい。(Y.H)

 

 

不登校セラピー ~中学・高校生の再登校率88%のカウンセリング
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新井てるかず著
出版:大月書店(2010)
ISBN:
978-4272412075
レビュー:
 
学校に行くのが嫌だと思ったことはないだろうか。
 
もしそれが、本人の意思とは裏腹に身体が登校を拒否し始め、学校に行けなくなったとしたら… 親は育て方が悪いのではと悩み、周囲は子どもにもっと強くなるようにと叱るかもしれない。
 
 本書では、不登校の原因を“ストレスの記憶”としている。本人の心の弱さでも親の育て方でもない、“記憶”に焦点を当てている。 
カウンセリングなどで“現在の本人の感情”に働きかけても不登校は解決しない。“トラウマとなった記憶に伴う感情を除去する”ことが再登校への道であるということが、本書を読み進めるうちに理解できる。
 
 本書は、著者が実際に携わった事例をもとに不登校セラピーの進め方が事細かく書かれている。それは心理学の専門的なアプローチであり、本書を読んだからといってすぐに実践できるものではないが、不登校となる原因の本質の捉え方として、新鮮かつ納得のできる一冊となっている。(Y・Y)

 

上記でご紹介した図書等の貸出は、福祉情報センターへどうぞ

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