年頭のごあいさつ
2025.01.06
明けましておめでとうございます。
昨年中は、地域福祉の推進に多大なるご理解、ご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
昨年は令和6年能登半島地震に始まり、初の南海トラフ地震臨時情報が発表されるなど、改めて日本が災害大国であることを認識した1年でした。
能登半島地震では、市町村社協職員とともに本会職員も輪島市、穴水町などの現地に赴き、災害ボランティアセンター運営の支援にあたりました。また、福祉施設職員を現地の1.5次避難所に派遣するなど、復興支援にも力をいれてまいりました。9月には豪雨災害も重なった被災地ですが、住民の皆様の生活が1日も早く平穏に復することを心よりお祈り申し上げます。
一方で、長期に渡るコロナ禍を経て、人と人とのつながりが希薄化し、社会的孤立は一層深刻さを増した1年でもありました。また、昨今の物価高騰は我々の生活に大きな影響を与えています。
こうした中、本会ではこども食堂・未来応援基金を活用し、夏休み・冬休み期間中のこどもの食の確保と居場所の提供といった活動を支援するため、レトルト食品やパックご飯を配布しました。県民の皆様をはじめ企業や団体など、多くの方からの温かいご寄付とご協力に、心より感謝いたします。また、「こどもの居場所現場体験プログラム」を新たに開始し、こどもの居場所の立ち上げや既存の居場所の活性化に取り組んでまいりました。
本年も、4月からの新たな中期ビジョンの下、継続という時のつながりを力に、福祉人材の確保と育成、高齢者や障害者の権利擁護、社会福祉法人の公益的取り組みの促進など、創意工夫しながら取り組んでまいります。
本年が皆様にとって素晴らしい1年になりますことを心から祈念するとともに、皆様とのつながりを大切に、それも力として、地域福祉活動の活性化に努めてまいります。
引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
社会福祉法人 埼玉県社会福祉協議会
会長 山口 宏樹